Middle Tempo Magic
人混みの中に埋もれ埋もれ
足尾で銅でもいい感じ
【2015/5/10 本文を書き終わりました】
ネコ的な性分の自分は、最近、一人の時間が恋しいなあってぼやいていたところで、4/30は会社がお休み、お天気もサイコーだし、タイヤも新品で、思いっきり走りたくて仕方が無い。
そんなわけで、超久々のソロツーでわくわく羽を伸ばしに出掛けた先は、栃木県は足尾銅山。
足尾といえば、そう、小学校の社会科の教科書でもお馴染み、田中正造が日本初の公害事件を告発したというアレです・・・。
ネコ的な性分の自分は、最近、一人の時間が恋しいなあってぼやいていたところで、4/30は会社がお休み、お天気もサイコーだし、タイヤも新品で、思いっきり走りたくて仕方が無い。
そんなわけで、超久々のソロツーでわくわく羽を伸ばしに出掛けた先は、栃木県は足尾銅山。
足尾といえば、そう、小学校の社会科の教科書でもお馴染み、田中正造が日本初の公害事件を告発したというアレです・・・。
◆◆◆◆◆
何で足尾銅山なのかと言いますと、目的の1つは、廃村や鉱山施設の廃墟。
といっても、何年か前にすっかり取り壊されてしまったようなのだけど、それでも、何かかつての繁栄の残滓が見られるかなあと期待したから。
もう1つは、新品タイヤをおいしいうちに堪能したくて、足尾ににアプローチするまでの舗装林道が走り応えありそうだったからです。
今回のタイヤはブリヂストンの BT-016 Pro をチョイスしました。
同じくブリジストンならS20や、前回のタイヤであるピレリのロッソ・コルサという選択肢もあったけど、サーキットあんまり行けそうにないし、安いし十分グリップするからBT-016 Proでいいかなと。
ちなみに無印のBT-016だとサイドがすぐへたっちゃうから却下しました。
◆◆◆◆◆
ちょいと遅めの7時出発。
冷間時のエンジンのかかりがちょっと悪く、1気筒死んだ状態になったり、新居の鶴川から東北道へのアプローチがまだよくわからず、渋滞に嵌ったりして出鼻を挫かれ・・・。
東北道以降は順調に進んで、北関東道の佐野田沼ICで降りてからは、しだれ桜が花を咲かせる田園風景の中を、愛宕山方面へr201で快走。
と思ったら、あれ?
なんか変な林道に迷い込み・・・。
ツーリングマップルではお薦めの舗装林道表示なのに、どんどんダートが酷くなるし、徒歩で様子見に行ったら急坂になってるし、絶対違うでしょ。
どうも、新品タイヤの感触が気持ちよすぎたの正しいルートを通りすぎてしまったみたい。
愛宕山の奥深くまで入り込んでしまってます・・・。
(下の地図で右下から左上へ向かってますが、真ん中辺りで2度ピストンしてます)
その後、近沢峠、r66、r337で三境山を通って草木ダムへ行くワインディングは、ちょいと砂や小石や穴ぼこが多くて怖いところもあったけど、100km近く修行僧のように数時間ひたすらクネクネ道を走り続けるのがとても楽しい。
舗装林道好きなら、これは是非オススメしたいルートでした。
◆◆◆◆◆
お昼過ぎにやってきたのは「神戸」と書いて「こうべ」ではなく渡良瀬渓谷鉄道の「ごうど」駅。
ローカル駅らしくレトロでかわいらしい駅舎。
が、なかなか人気の駅で活気があり、ある意味、らしくない。
外人の綺麗なお姉さんに夢中、じゃなかった、お姉さんも夢中。
なんとも伸びやかな風景。
どこまでも走って行きたいなあ的な。
こんな風に多くの観光客が訪れており、無人駅なのに、ある意味無人でない。
そしてもうひとつの意味でも無人でなく。
と、それがコチラ。
なんと、古い東武鉄道の特急車両を利用したレストランがあるのです。
普通に、特産のまいたけの天ぷら蕎麦を注文した後に気がついたけど、駅弁が売られてるのでそっちの方が雰囲気があってよかったかなとか。
そういえば昔の特急ってこんなシートでしたね。
柔らかな起毛素材の質感がなんとも懐かしい。
◆◆◆◆◆
お腹を満たした後は、R122を草木ダム、渡良瀬川沿いに北上して、ほどなくして足尾銅山付近へ。
道沿いにも、見捨てられたままの建物が点在してます。
そして街の中心街に近づいているにも関わらず、ほとんど人通りがない。
たまに通るクルマやバイクも、街には目もくれずに通り過ぎるだけ。
不気味な廃墟のような施設と、バリバリ現役の施設が共存するのがここの不思議なところ。
古河機械金属と足尾精錬の鉱山施設が細々と稼動しており、時々関係車両の出入りもあります。
足を踏み入れたいのをぐっと我慢。
かつて足尾銅山で最も活気があったとされる上間地区ですが、今でも新しい家が建っていて多くの住民がいることは伺えますが、なんとも閑散とした様子・・・。
何しろ人に全く会わない。
足尾銅山の旧精錬所の前に到着。
ここも足尾精錬株式会社の鉱山施設が今でも稼働中。
手前のかなり年季の入ったトラス橋は退役してます。
旧精錬所からさらに奥へ進むと廃墟が出現。
何の施設かわからないけど、がっちりガードされて、進入禁止の札もあちこち。
板塀の隙間から覗いてみると、現代の工場と違って、いかにもメカっていう重厚な雰囲気の機械の数々が。
かつて足尾銅山の社宅があった本山地区。
事前に調べていたとおり、更地に・・・もとい荒地となっており、神社もメンテされているのかしら。
山道を歩くのが怖いので見にいくのはやめました。
おや、これは!
銭湯の跡っぽいです。
人から絞り落ちた魂とか人生とかそんなものが、土地にしみこんでいるようなことはまったく感じられず。
かつての賑わいを想像することは出来るけど、廃墟がなくなれば、もうここにはなにもない。
人は死んだらあの世に行くって考えと、何も残らないって考えがありますが、後者な気がする。
そう思うと、なんともいえない気持ちになります。
◆◆◆◆◆
社宅の跡地を後にして、再び旧精錬所の前へ。
こんな年季の入った建物ですが、例によって敷地内には廃墟と現役の施設が共存している模様。
今日は平日なので、敷地中からは音がします。
無断で見学に立ち入る人が大勢居るのか、門の左側だけで、同じような看板がこんなに。
川の対岸から。
どうみても廃墟にしか見えませんが・・・。
普通に通勤のクルマが停まっています。
職場がこんなところっていうのもスゴイですね。
ここで働く人々の目には、この大変興味深い工場跡はどのように写っているのかしら。
精錬所の敷地は川沿いに続いており、対岸を遡っていくと。
こちらは本当に跡地。
何をどうするのか知らないけど、映画のセットに出てきそう。
上流の愛宕下地区の跡地へ。
こちらも社宅があったそうですが、更地になっており、桜の植林がされていました。
本当に精錬所の目の前という絶好のロケーションなのに勿体無い。
このような感じです。
ここらへんまでは現役の住宅街?になっていますが、先述の通り、本当に人がいない。
「シルバーゾーン スピード落とせ」なんて看板があるけどシルバーなんてどこにいるのかしら。
ここより上流は住居なし。
ツーリングマップルにも載っている7段の砂防ダムが出現。
ここいらで引き返して愛宕下のバス停の自動販売機で休憩。
喫茶店っぽいお店もありますが、インターホンがこんなんだし、やっているのかは不明・・・。
うしろの豆腐屋さんっぽいのは営業していました。
が、お客さんも店員さんもいない・・・。
◆◆◆◆◆
さて、そろそろ帰ろうと思ったけど、廃村も見られなかったし、このまま帰るのも勿体無い。
ぶっちゃけ興味はあまりなかったけど、一応、公式な観光施設へ踏み入れてみる・・・
が、駐車場がガラガラだし、これは・・・。
さあ!出発じゃ、って・・・
本当に地雷臭しかしませんが。
何気に強気の800円というチケットを買い、イマイチどういう施設なのかわかってないけど、とりあえずスタッフのおじさんに促されて、ガラッガラのトロッコに乗り込みます。
トロッコに乗ることわずか1分で、通洞坑という鉱山跡の坑内に到着。
えんやこらさ!
なんとなくわかってはいましたが、穴の中では、江戸時代~昭和にかけての工員達の人形がポージングしており・・・
説明とかは一応読みましたが、あっという間にゴールだし、なんだかなあ・・・。
通洞坑の入り口はこんなとこです。
今日、ここで仕入れた知識で一番の驚きだったのはコレかしら。
緑青は無害らしい。
先ほど川越しに眺めた旧精錬所の模型がありました。
左端が巨大な物々しい建物で、右端には煙突もありますね。
なんかこんなのがあってですね。
蟻の巣を観察するセットのような、大きなガラス張りの模型があるのですが。
この坑道模型コントロールマシンとやらのダイナマイト爆破ボタンをポチッと押すと・・・
模型のおじさんが穴の奥へスーッと動いて戻った後に、ちゅどーんという音と共に模型が点滅し・・・。
え? え?
って、いやそれだけなんですよ。
あまりのことにあっけに取られてしまった。
今日、逆の意味でこんなに驚かされたアミューズメントがあっただろうか。
また銅ぞって、もうこねーよw
足尾銅山を世界遺産に!
とかいうポスターが至る所に貼られておりまして、そこには在りし日の鉱山の写真があるんですが、なんかね・・・。
これをちゃんと保存しておいて、見学できるようにしておけば、いま現在、もっと訪れる人も多くて活気のある街になったのではないかしら。
残っている部分だけでも、お金払っていいから観たいという人はいると思うんだけどねえ。
未だに日本刀なんかを売っているしょぼいお土産コーナーを後にすると、味自慢な食堂が出現。
ラーメンと書いてあるからラーメン屋さんなのでしょう。
え?!
よかった、一番はラーメンなんだね・・・。
なんか住んでいる人には悪いけど、知名度は高いはずなのに、街も観光施設も想像を遥かに下回る惨状で。
廃墟を見にいったら廃墟はもう既になくて、人が居るのに中身が何も無い廃墟に出会った・・・的な感想だというのが正直なところ。
何十年も前の価値観から抜け出せず、自分の持つポテンシャルの高さを理解できないまま、遺産を台無しにダメにしてしまったというような感じ。
しっかり保存して上手にコマーシャルすれば見学者も大勢いたでしょうに。
これじゃ、世界遺産とか夢のまた夢だよトホホ。
◆◆◆◆◆
足尾銅山でしょんぼりした後は、県道で山を超えて鹿沼の町を目指します。
青看板を見たら鹿沼まで60kmとか書いてあって、夕暮れの時間が近いので焦りました。
r15→r58→r14と繋ぐ粕尾峠、古峰ヶ原街道は九十九折でかなりタイトで勾配も大きい林道になっておりまして。
コーナーでは常に1速を多様するような感じになるけど路面状況も悪くてSSではなかなか気が抜けない。
が、空いてるし、ジムカーナみたいに楽しい。
一方、峠を越えて下り側は古峰神社の参道になっているせいか道幅も広がって気持ちのいいワインディング。
まだまだフレッシュなタイヤのおかげもあって、リズムよく駆け抜けて一気に下山。
一の鳥居はバカでかくてインパクト十分でした。
なんとか暗くなる前に鹿沼の町へ降りて来ました。
久々の人間界に舞い戻ったような気分です。
そして圧巻の6連だんごを持つ青看板が出現!
何故、鹿沼に寄ったのかというと、宇都宮餃子の「まさし」コレですよ。
って、アレ? 定休日じゃないのに真っ暗・・・
GWの特別シフトでお休みでした。
餃子を食べられず、ガックシしながら鹿沼ICから東北道に入り、佐野SAで餃子のお土産を買って一気にワープ。
21:30に無事帰宅です。
◆◆◆◆◆
本日の走行距離 458km
何で足尾銅山なのかと言いますと、目的の1つは、廃村や鉱山施設の廃墟。
といっても、何年か前にすっかり取り壊されてしまったようなのだけど、それでも、何かかつての繁栄の残滓が見られるかなあと期待したから。
もう1つは、新品タイヤをおいしいうちに堪能したくて、足尾ににアプローチするまでの舗装林道が走り応えありそうだったからです。
今回のタイヤはブリヂストンの BT-016 Pro をチョイスしました。
同じくブリジストンならS20や、前回のタイヤであるピレリのロッソ・コルサという選択肢もあったけど、サーキットあんまり行けそうにないし、安いし十分グリップするからBT-016 Proでいいかなと。
ちなみに無印のBT-016だとサイドがすぐへたっちゃうから却下しました。
◆◆◆◆◆
ちょいと遅めの7時出発。
冷間時のエンジンのかかりがちょっと悪く、1気筒死んだ状態になったり、新居の鶴川から東北道へのアプローチがまだよくわからず、渋滞に嵌ったりして出鼻を挫かれ・・・。
東北道以降は順調に進んで、北関東道の佐野田沼ICで降りてからは、しだれ桜が花を咲かせる田園風景の中を、愛宕山方面へr201で快走。
と思ったら、あれ?
なんか変な林道に迷い込み・・・。
ツーリングマップルではお薦めの舗装林道表示なのに、どんどんダートが酷くなるし、徒歩で様子見に行ったら急坂になってるし、絶対違うでしょ。
どうも、新品タイヤの感触が気持ちよすぎたの正しいルートを通りすぎてしまったみたい。
愛宕山の奥深くまで入り込んでしまってます・・・。
(下の地図で右下から左上へ向かってますが、真ん中辺りで2度ピストンしてます)
その後、近沢峠、r66、r337で三境山を通って草木ダムへ行くワインディングは、ちょいと砂や小石や穴ぼこが多くて怖いところもあったけど、100km近く修行僧のように数時間ひたすらクネクネ道を走り続けるのがとても楽しい。
舗装林道好きなら、これは是非オススメしたいルートでした。
◆◆◆◆◆
お昼過ぎにやってきたのは「神戸」と書いて「こうべ」ではなく渡良瀬渓谷鉄道の「ごうど」駅。
ローカル駅らしくレトロでかわいらしい駅舎。
が、なかなか人気の駅で活気があり、ある意味、らしくない。
外人の綺麗なお姉さんに夢中、じゃなかった、お姉さんも夢中。
なんとも伸びやかな風景。
どこまでも走って行きたいなあ的な。
こんな風に多くの観光客が訪れており、無人駅なのに、ある意味無人でない。
そしてもうひとつの意味でも無人でなく。
と、それがコチラ。
なんと、古い東武鉄道の特急車両を利用したレストランがあるのです。
普通に、特産のまいたけの天ぷら蕎麦を注文した後に気がついたけど、駅弁が売られてるのでそっちの方が雰囲気があってよかったかなとか。
そういえば昔の特急ってこんなシートでしたね。
柔らかな起毛素材の質感がなんとも懐かしい。
◆◆◆◆◆
お腹を満たした後は、R122を草木ダム、渡良瀬川沿いに北上して、ほどなくして足尾銅山付近へ。
道沿いにも、見捨てられたままの建物が点在してます。
そして街の中心街に近づいているにも関わらず、ほとんど人通りがない。
たまに通るクルマやバイクも、街には目もくれずに通り過ぎるだけ。
不気味な廃墟のような施設と、バリバリ現役の施設が共存するのがここの不思議なところ。
古河機械金属と足尾精錬の鉱山施設が細々と稼動しており、時々関係車両の出入りもあります。
足を踏み入れたいのをぐっと我慢。
かつて足尾銅山で最も活気があったとされる上間地区ですが、今でも新しい家が建っていて多くの住民がいることは伺えますが、なんとも閑散とした様子・・・。
何しろ人に全く会わない。
足尾銅山の旧精錬所の前に到着。
ここも足尾精錬株式会社の鉱山施設が今でも稼働中。
手前のかなり年季の入ったトラス橋は退役してます。
旧精錬所からさらに奥へ進むと廃墟が出現。
何の施設かわからないけど、がっちりガードされて、進入禁止の札もあちこち。
板塀の隙間から覗いてみると、現代の工場と違って、いかにもメカっていう重厚な雰囲気の機械の数々が。
かつて足尾銅山の社宅があった本山地区。
事前に調べていたとおり、更地に・・・もとい荒地となっており、神社もメンテされているのかしら。
山道を歩くのが怖いので見にいくのはやめました。
おや、これは!
銭湯の跡っぽいです。
人から絞り落ちた魂とか人生とかそんなものが、土地にしみこんでいるようなことはまったく感じられず。
かつての賑わいを想像することは出来るけど、廃墟がなくなれば、もうここにはなにもない。
人は死んだらあの世に行くって考えと、何も残らないって考えがありますが、後者な気がする。
そう思うと、なんともいえない気持ちになります。
◆◆◆◆◆
社宅の跡地を後にして、再び旧精錬所の前へ。
こんな年季の入った建物ですが、例によって敷地内には廃墟と現役の施設が共存している模様。
今日は平日なので、敷地中からは音がします。
無断で見学に立ち入る人が大勢居るのか、門の左側だけで、同じような看板がこんなに。
川の対岸から。
どうみても廃墟にしか見えませんが・・・。
普通に通勤のクルマが停まっています。
職場がこんなところっていうのもスゴイですね。
ここで働く人々の目には、この大変興味深い工場跡はどのように写っているのかしら。
精錬所の敷地は川沿いに続いており、対岸を遡っていくと。
こちらは本当に跡地。
何をどうするのか知らないけど、映画のセットに出てきそう。
上流の愛宕下地区の跡地へ。
こちらも社宅があったそうですが、更地になっており、桜の植林がされていました。
本当に精錬所の目の前という絶好のロケーションなのに勿体無い。
このような感じです。
ここらへんまでは現役の住宅街?になっていますが、先述の通り、本当に人がいない。
「シルバーゾーン スピード落とせ」なんて看板があるけどシルバーなんてどこにいるのかしら。
ここより上流は住居なし。
ツーリングマップルにも載っている7段の砂防ダムが出現。
ここいらで引き返して愛宕下のバス停の自動販売機で休憩。
喫茶店っぽいお店もありますが、インターホンがこんなんだし、やっているのかは不明・・・。
うしろの豆腐屋さんっぽいのは営業していました。
が、お客さんも店員さんもいない・・・。
◆◆◆◆◆
さて、そろそろ帰ろうと思ったけど、廃村も見られなかったし、このまま帰るのも勿体無い。
ぶっちゃけ興味はあまりなかったけど、一応、公式な観光施設へ踏み入れてみる・・・
が、駐車場がガラガラだし、これは・・・。
さあ!出発じゃ、って・・・
本当に地雷臭しかしませんが。
何気に強気の800円というチケットを買い、イマイチどういう施設なのかわかってないけど、とりあえずスタッフのおじさんに促されて、ガラッガラのトロッコに乗り込みます。
トロッコに乗ることわずか1分で、通洞坑という鉱山跡の坑内に到着。
えんやこらさ!
なんとなくわかってはいましたが、穴の中では、江戸時代~昭和にかけての工員達の人形がポージングしており・・・
説明とかは一応読みましたが、あっという間にゴールだし、なんだかなあ・・・。
通洞坑の入り口はこんなとこです。
今日、ここで仕入れた知識で一番の驚きだったのはコレかしら。
緑青は無害らしい。
先ほど川越しに眺めた旧精錬所の模型がありました。
左端が巨大な物々しい建物で、右端には煙突もありますね。
なんかこんなのがあってですね。
蟻の巣を観察するセットのような、大きなガラス張りの模型があるのですが。
この坑道模型コントロールマシンとやらのダイナマイト爆破ボタンをポチッと押すと・・・
模型のおじさんが穴の奥へスーッと動いて戻った後に、ちゅどーんという音と共に模型が点滅し・・・。
え? え?
って、いやそれだけなんですよ。
あまりのことにあっけに取られてしまった。
今日、逆の意味でこんなに驚かされたアミューズメントがあっただろうか。
また銅ぞって、もうこねーよw
足尾銅山を世界遺産に!
とかいうポスターが至る所に貼られておりまして、そこには在りし日の鉱山の写真があるんですが、なんかね・・・。
これをちゃんと保存しておいて、見学できるようにしておけば、いま現在、もっと訪れる人も多くて活気のある街になったのではないかしら。
残っている部分だけでも、お金払っていいから観たいという人はいると思うんだけどねえ。
未だに日本刀なんかを売っているしょぼいお土産コーナーを後にすると、味自慢な食堂が出現。
ラーメンと書いてあるからラーメン屋さんなのでしょう。
え?!
よかった、一番はラーメンなんだね・・・。
なんか住んでいる人には悪いけど、知名度は高いはずなのに、街も観光施設も想像を遥かに下回る惨状で。
廃墟を見にいったら廃墟はもう既になくて、人が居るのに中身が何も無い廃墟に出会った・・・的な感想だというのが正直なところ。
何十年も前の価値観から抜け出せず、自分の持つポテンシャルの高さを理解できないまま、遺産を台無しにダメにしてしまったというような感じ。
しっかり保存して上手にコマーシャルすれば見学者も大勢いたでしょうに。
これじゃ、世界遺産とか夢のまた夢だよトホホ。
◆◆◆◆◆
足尾銅山でしょんぼりした後は、県道で山を超えて鹿沼の町を目指します。
青看板を見たら鹿沼まで60kmとか書いてあって、夕暮れの時間が近いので焦りました。
r15→r58→r14と繋ぐ粕尾峠、古峰ヶ原街道は九十九折でかなりタイトで勾配も大きい林道になっておりまして。
コーナーでは常に1速を多様するような感じになるけど路面状況も悪くてSSではなかなか気が抜けない。
が、空いてるし、ジムカーナみたいに楽しい。
一方、峠を越えて下り側は古峰神社の参道になっているせいか道幅も広がって気持ちのいいワインディング。
まだまだフレッシュなタイヤのおかげもあって、リズムよく駆け抜けて一気に下山。
一の鳥居はバカでかくてインパクト十分でした。
なんとか暗くなる前に鹿沼の町へ降りて来ました。
久々の人間界に舞い戻ったような気分です。
そして圧巻の6連だんごを持つ青看板が出現!
何故、鹿沼に寄ったのかというと、宇都宮餃子の「まさし」コレですよ。
って、アレ? 定休日じゃないのに真っ暗・・・
GWの特別シフトでお休みでした。
餃子を食べられず、ガックシしながら鹿沼ICから東北道に入り、佐野SAで餃子のお土産を買って一気にワープ。
21:30に無事帰宅です。
◆◆◆◆◆
本日の走行距離 458km
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無題
小学校の修学旅行か遠足で行ったのを思い出しました。
あの頃は大きく見えたトロッコ電車も今見ると小さいですねぇ。
あれから30と2929年弱かぁ...w
今日は椎葉村を陥落してこようと思います!
あの頃は大きく見えたトロッコ電車も今見ると小さいですねぇ。
あれから30と2929年弱かぁ...w
今日は椎葉村を陥落してこようと思います!
- まほん
- 2015/05/08(Fri)08:03:15
- 編集
足尾で銅でもいい感じ
>まほんさん
日光の近くだから修学旅行かもですね。
30と2929年だとデーモン閣下ほどではないものの、すごい年齢に・・・。
本文まだ書いてませんが、たぶん30年前の観光地的設計思想のまま時が止まって、そりゃ人も来ないよっていう、町も鉱山もさびれたとこでした。
椎葉村はぐぐったら山ぶかくてトレーサーで散策するにはよさげなとこですね。
日光の近くだから修学旅行かもですね。
30と2929年だとデーモン閣下ほどではないものの、すごい年齢に・・・。
本文まだ書いてませんが、たぶん30年前の観光地的設計思想のまま時が止まって、そりゃ人も来ないよっていう、町も鉱山もさびれたとこでした。
椎葉村はぐぐったら山ぶかくてトレーサーで散策するにはよさげなとこですね。
足長いし胴もいい感じ
外国人さんですね!
イイ感じに929292してる。。
イイ感じに929292してる。。
- tkj
- 2015/05/08(Fri)20:57:17
- 編集
足尾で銅でもいい感じ
鄙びた施設が多いですね~
いつも通り過ぎてばかりなので、
じっくり観光&2929してこよかな?
いつも通り過ぎてばかりなので、
じっくり観光&2929してこよかな?
- まさくん
- 2015/05/08(Fri)23:51:06
- 編集
無題
ヤマビルのトラウマが甦る((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ってか、2929プリケツショットに(;´Д`)ハァハァ
ってか、2929プリケツショットに(;´Д`)ハァハァ
- Kami
- 2015/05/09(Sat)01:02:04
- 編集
足尾で銅でもいい感じ
>tkjさん
まあ、お上手!(笑)
外人のおねいさんは(王女ではなくマッサンの)シャーロットさんばりに古い駅舎にマッチしておりました。
>まさくんさん
本当は廃墟&廃村を見たかったんですけど、何年か前にすっかり取り壊されてしまったようで。
何か残っているかなあと思ったんですけど、見学出来るところで、これといって面白そうなところはなかったです。
古河電気か足尾鉱山の社員になれば合法的に見られるんですけど・・・。
ネットで探すと中には不法侵入する輩も居るみたいですね。
>kamiさん
昔よりもヒルは多いみたいですね。
神奈川も特に秦野の辺りの登山ではかなり警戒が必要なようです。
それはそうと、お2929ぷりぷりでした。
まあ、お上手!(笑)
外人のおねいさんは(王女ではなくマッサンの)シャーロットさんばりに古い駅舎にマッチしておりました。
>まさくんさん
本当は廃墟&廃村を見たかったんですけど、何年か前にすっかり取り壊されてしまったようで。
何か残っているかなあと思ったんですけど、見学出来るところで、これといって面白そうなところはなかったです。
古河電気か足尾鉱山の社員になれば合法的に見られるんですけど・・・。
ネットで探すと中には不法侵入する輩も居るみたいですね。
>kamiさん
昔よりもヒルは多いみたいですね。
神奈川も特に秦野の辺りの登山ではかなり警戒が必要なようです。
それはそうと、お2929ぷりぷりでした。
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