Middle Tempo Magic
人混みの中に埋もれ埋もれ
ブルーマーダー
なんだか卑猥ですがブルマーとは関係なく。
掃除したり選択したりゴミを捨てたりお弁当を作ったり、一人暮らしの頃とやってることはあまり変わりないのに、日々の暮らしに疲れて、一人の時間もないし、趣味も全然やってないし、時間があってもお金が無いよなあ、一生こんな感じとか嫌だなあとかそんな話はさておき。
誉田哲也の「ブルーマーダー」を読みました。
「ストロベリーナイト」でお馴染み姫川玲子シリーズの刑事ドラマな第6弾です。
未だに1作目のストロベリーナイトの文字が帯に躍るのもどうかと思ってしまうけど。
(っていうか、あれってそんなに面白いかね?)
前作の「感染遊戯」では完全に惰性で読んでしまっている感が満々で。
正直、誉田センセイの作品に以前のような面白さが感じられず、何かムリにでも読み進める、理由探しの旅みたいな気持ちだったのですが、今回のお話は、突っ込みどころ満載ながらも、娯楽としてはそれなりに楽しめました。
あらすじはというと、池袋で、ヤクザやら半グレやら中国マフィアやらの裏社会の人間が、次々と撲殺される事件が発生しまして、犯人は元警官で、10年ほど前におとり捜査で暴力団に潜入していたマサという男でした・・・ヤスではありませんよ、と、まあそんだけなのですが。
最近の誉田センセイに多い、サスペンスというより群像劇という体裁になっていて。
話はまあ、先述の通りだけなんだけど、犯人のマサとか、かつて彼と親しかった下井警部補とかの人物像はなかなかよかったのではないかと。
そして、このシリーズの主人公である姫川玲子が1作目から大嫌いで、その理由がいまいち自分でもわからなかったのですが、今回やっとわかった気がします。
姫川玲子というよりは、誉田センセイが描くこの女性像が気持ち悪いっていうか・・・。
男の描く女性キャラって、現実には絶対いないような設定なことが多いですよね。
中には、萌えアニメみたいに、フィクションでいたらいいなっていう理想像のボーダーラインを飛び越えて、なんだかドーテー君的な都合のいい、女性っていうよりも別の生き物みたいなやつとか。
姫川玲子ってなんかそれに近い生理的な嫌悪感がある。
誉田センセイのサスペンスって、(特にかつては)性的暴行の描写が多かったりしたけど、それがどれもAV的な、男の側から見た都合のいい解釈なんですよね。
フィクションなんだからいいじゃんって言えばそれまでだけど、サスペンスに絡めてくるから、作品をシリアスに考えてしまうと、どうしてもAV的な側面がチグハグになってくる。
例えば彼女の、高校生の頃にレイプされたことがあって云々っていう設定。
けど、彼女自身のそれに対する心理描写が現れるたびに「コレ、男の人が想像で書いてるけど、実際の女の人の考えてこんな感じじゃないよね?」という違和感に繋がってしまい。
結果的に違和感が嫌悪感へと変わっていくというか。
ごちゃごちゃしてしまったけど、そんな思考のフローがあることに気が付いたわけですね。
そして、オチも何もないですが、書きたいことは書いたので、今日はここまで。
誉田哲也の「ブルーマーダー」を読みました。
「ストロベリーナイト」でお馴染み姫川玲子シリーズの刑事ドラマな第6弾です。
未だに1作目のストロベリーナイトの文字が帯に躍るのもどうかと思ってしまうけど。
(っていうか、あれってそんなに面白いかね?)
前作の「感染遊戯」では完全に惰性で読んでしまっている感が満々で。
正直、誉田センセイの作品に以前のような面白さが感じられず、何かムリにでも読み進める、理由探しの旅みたいな気持ちだったのですが、今回のお話は、突っ込みどころ満載ながらも、娯楽としてはそれなりに楽しめました。
あらすじはというと、池袋で、ヤクザやら半グレやら中国マフィアやらの裏社会の人間が、次々と撲殺される事件が発生しまして、犯人は元警官で、10年ほど前におとり捜査で暴力団に潜入していたマサという男でした・・・ヤスではありませんよ、と、まあそんだけなのですが。
最近の誉田センセイに多い、サスペンスというより群像劇という体裁になっていて。
話はまあ、先述の通りだけなんだけど、犯人のマサとか、かつて彼と親しかった下井警部補とかの人物像はなかなかよかったのではないかと。
そして、このシリーズの主人公である姫川玲子が1作目から大嫌いで、その理由がいまいち自分でもわからなかったのですが、今回やっとわかった気がします。
姫川玲子というよりは、誉田センセイが描くこの女性像が気持ち悪いっていうか・・・。
男の描く女性キャラって、現実には絶対いないような設定なことが多いですよね。
中には、萌えアニメみたいに、フィクションでいたらいいなっていう理想像のボーダーラインを飛び越えて、なんだかドーテー君的な都合のいい、女性っていうよりも別の生き物みたいなやつとか。
姫川玲子ってなんかそれに近い生理的な嫌悪感がある。
誉田センセイのサスペンスって、(特にかつては)性的暴行の描写が多かったりしたけど、それがどれもAV的な、男の側から見た都合のいい解釈なんですよね。
フィクションなんだからいいじゃんって言えばそれまでだけど、サスペンスに絡めてくるから、作品をシリアスに考えてしまうと、どうしてもAV的な側面がチグハグになってくる。
例えば彼女の、高校生の頃にレイプされたことがあって云々っていう設定。
けど、彼女自身のそれに対する心理描写が現れるたびに「コレ、男の人が想像で書いてるけど、実際の女の人の考えてこんな感じじゃないよね?」という違和感に繋がってしまい。
結果的に違和感が嫌悪感へと変わっていくというか。
ごちゃごちゃしてしまったけど、そんな思考のフローがあることに気が付いたわけですね。
そして、オチも何もないですが、書きたいことは書いたので、今日はここまで。
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ブルーマラだー
ブルーマーダー
ブルーマーダー
うーん・・・。
なんて言うか、あぁ~ぁ。としか。
いろいろですよね。いろいろ2929。
なんて言うか、あぁ~ぁ。としか。
いろいろですよね。いろいろ2929。
- あぉ
- 2015/09/10(Thu)19:53:48
- 編集
ブルーマーダー
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バイク乗ったりうまいもん食ったり本読んだり写真撮ったり音楽聴いたり旅人に憧れれつつ人生迷子中だったり。
お問い合わせは wanito.kagekisuあっとgmail.com まで
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