Middle Tempo Magic

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カートというと、よく遊園地のゴーカートみたいなものでしょとか言われますが、レーシングカートはアレとは全然違います・・・。
こちらは、よく四輪の英才教育のキッズ達が、びっくりのガチバトルを繰り広げたりしているおり、シューマッハもカムイもハミルトンも、幼少の頃にカートでレースの世界に足を踏み入れておりおり。
マシンは非力でスピードも絶対値では大した事なとは言え、我等がスズキのチョイノリ張りに走るのに必要でないものは何もついていない、ほんと生粋のレーシングマシンです。
(そういう意味ではチョイノリも生粋のレーシングマシン！)

カートは10年振りぐらい2回目なのですが、当時はサーキット経験もなく。
地面を這うような低いポジションと、やたらクイックでダイレクトなハンドリング、リジッドな車体に激しく突き上げられ、ぐいんぐいんと全身と揺さぶる横G。
おまけに公道とは全く異なる走りの流儀にてんてこ舞いして、スピンしまくったり、ビビッて全く攻められなかったり、たった10分の走行でヘロヘロに打ちのめされたのは、今でも鮮烈な記憶となって残っており・・・。
ちなみに、その時は秩父は「ラー飯能」。

そんなわけで、あの頃よりもバイクで経験も積んでるし、サンバーも乗ってるし、きっとサマになってるに違いない！
と、張り切っていってきたわけです。


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で、いざ、やってきました南船橋！
って、あれ、サテライト船橋というのは、これは・・・？




どどーん！
そう、なんと、現地はオートレース場なのです。
そして、オーバルも走ることが出来てしまうのですが・・・




いちおう、メインはこちらのカート専用コース。
と言いつつ、実は、オートレース開催中は、ウォームアップ場＆駐車場として使われている場所にタイヤを置いているだけという。
要するに、常設のコースではなく、オートレース開催期間外の土地の有効利用策？としてカートが行なわれている模様。




オーバルコースの方は、車種はよくわかりませんが、上級者が競技で使うような速いマシンらしい。




だもんで、ショートコースでは入門用の機種だそうな。
それでも、自分にはここを走るには、十分すぎ。




下り最速のあのマシンも・・・！




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完熟走行のために、1本目はオーバルコースをグルグル。
ベタ踏みのインベタでひたすらぐるぐる走るだけですが、原付スクーターぐらいの速度は出るし、やはりアクセル全開というのは、絶対的速度とは関係なく気持ちがいいから不思議。
それに、なにより本物のオートレース場に入って、自分で走れるというのは貴重な体験でした。

それにしてもマシンちっちゃ！




普段入れないこんなところも。

 


このワクワク感。




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その後は、ショートコースで1回10分の走行を3本ほど。

えー、たったの10分？
と、最初はそう思いましたが、(いつものFSWだと25分だし)、実際は1周30秒にも満たないコースだから、単純に20週近くすることになり、とにかく忙しいし、体力的にも精神的にもお腹いっぱいな感じ。
ちなみにオーバル含めて4本走ると、わき腹と背中には、バケットシートで痣が出来てました。

最初はマシンの挙動が掴めなくて恐る恐る手探り状態でしたが、周回を重ねるごとに、感覚が分かってくると、頭と体をフル回転させながら、タイムアタックにのめり込み。
バイクと違って、ミスっても転倒する心配がないから、初心者でもけっこう思い切って、コーナーに飛び込んでクイックに曲げていく、クローズドコースならではの走り方に挑戦することが出来るのが面白かったですね。(それでも恐怖感はかなりありますが・・・)


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写真は一緒に行った、会社の人の友人の方。
毎週末のように各地のショートコースで走りこんでる模様。




非力なのでたぶん30～40kmぐらいしか出てないんだけど、狭いから体感速度はかなり速い。
ほんと、バババー、びゅーん、キキーッてからの、横方向瞬間移動で、アメンボかミズシマシかって感じになります。
おまけにバンピーなのでハンドルとられて思ったより腕力使いますし。




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ちなみにレンタル出来るカートコースというのは、実は東京近郊にたくさんあるらしく。
料金を見ると決して安いってことはないですが、バイクと違って普通の服で乗れるし、怪我のリスクもうんと少ないし、さらっと行ってすぐ走れるし、サーキット走行に興味はあるけど、敷居がちょっと高いなあって人にはうってつけじゃないでしょうか。
バイクやクルマで峠を迷惑な暴走行為をしてる人にもおすすめしたい。
奥さんも乗り物好きだから、今度は連れて行ってみようかなあとか。