Middle Tempo Magic ラブファイト

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目が覚めたら、お日様はもう随分と高いところに。

スケートに行こうかなと思ってたけど
昨日、バイクの練習しすぎて体中が痛いし、
まあ仕方あるまいか・・・。

そんなわけで、のそのそと起きて
映画「ラブファイト」を観てきました。

前にパンダフルライフを観に行った時に
CMが流れていて、ヒロインの北乃きいが超かわいい！
と、気になってちゃっかりと釣られたわけですが
これが、どうしてどうして・・・

主人公の幼馴染の弱虫君とか、彼を苛める不良どもだけでなく
私も見事にガツンと頭部に回し蹴りを食らわされて
思わず目頭が熱くなってしまいました。
最高にキラキラしてるよ。

泥仕合とか青臭いのが好きな人なら、きっとたまらない。
いや、好きじゃなくても、目が放せない126分間の青春ドックファイト！

え？何と戦うのかって？

決まってるじゃないですか。
自分と向き合い、乗り越えるんですよ！

まあ、痒くなるぐらいベタベタなお話と演出なんだけど
このぐらいでちょうど良かったんじゃないかしら。

アイタタタ・・・。
と、大人になって忘れちゃったかもしれないけど
誰しものココロの奥のほうにあるはずの青春時代(今でもかしら？)の
ジクジクした部分をグリグリほじくり返されるような
居心地の悪さを感じたり。

そして、今現在、大人になって日々鬱々としている自分を
こんなんじゃダメだ！今すぐ走り出さねば！(意味不明)
と鼓舞するような気持ちにもさせられたりさ。

ともかくも、観終わって思うこと。

そもそも自分、不器用でトロくてどうしようもないから
地道にブサイクな泥仕合の人なのにさ
いつの間にやらスマートにやろうとしまってないかい？

そんな才能ないんだから上手く行くわけないのに。
なのに自分を忘れて、出来ない出来ないと、上手く事が進まないの憂いて。
上手くいかないのを嫌がって逃げてしまってるよ。

青臭かろうがダサかろうが、良いじゃない。
ここんとこ、スッキリしないのは、頑張ってないからじゃなくて
泥んこを嫌って思いっきりぶつかってないからじゃね？
で、消化不良になったり、原因を人のせいにしてみたりさ。

今の状態じゃ、ただのヘタレじゃんか。
かっこ悪いよ！

と、いつの間にか、自分語りになっちゃったけど、まあ、そう思ったのです。
心底、良い映画に出会ったなと思いました。

主人公の二人も気持ち良かったけど
大沢たかおも、うらぶれつつも、ココロの芯は折れてなくてカッコイイ！
いい感じに苦味の利いた大人の男を演じていて、男でもホレそうでしたよ。

難点を言えば、上映している映画館が少ない事かな・・・。