Middle Tempo Magic

ちなみに「山本屋本店」までがお店の名前で、
食べに行ったのは、そこの桜山店。ややこしいです。

尚、「山本屋総本家」というのもあるから、ますますややこしい。
ルーツは同じだけど暖簾分けしたとか、喧嘩別れしたとか
噂はありますが、真相はよく分かりません。
まあ人気も味も同じようなものらしい・・・
ということです。

HPの
「紛らわしい名前のお店がございますが、
弊社とは一切関係ございませんのでご注意ください」
とあるあたり、触れちゃダメなのでしょう(苦笑)

・・・と、横道に逸れてしまいました。


いざ行ってみると、お昼も13時半だというのに
外では駐車場の順番待ちの車が行列を作ってるし
美味そうな香が漂う店内でも順番待ちの列が出来る人気っぷり。

メニューは一番安い葱と厚揚げだけのものから、
カシワ入りとか、カキとか色々とありましたが、
名前に釣られて、名古屋コーチン入り、ご飯付きを注文。
(1800円ぐらいだったかな、ちょっと高い)

うどんを待ってる間に運ばれてきた、
おかわり自由の、お漬物がかなり美味しい。
白菜、きゅうり、かぶ、どれを食べてもアタリなので
メインディッシュの前にポリポリと2回ぐらいお代わりしてしまった(笑)


そしてお待ちかねの、うどんが登場。

アルアツのやや小ぶりの土鍋の開けると
湯気の向こうでグツグツいっていて、おおーっとなる。

うどんは、極太で固め。
けど、話に聞いたほど大袈裟に固いことはなく。
ある意味拍子抜けがした感もあるけど、程よかったです。
もちもちではなく、芯のあるぼそっとした歯ごたえで、
ぐっぐっと、しっかりかみ締めている感じが良い良い。
「麺を食わせている」感がするやつが好きなのです。

スープは酸味と渋みがあって、モロ八丁味噌味。
赤だしといったら、シジミのお味噌汁ぐらいしか思いつかない
関東人な食文化の私にはちょっとビックリ。
濃い目の味付けが太麺とマッチしていい塩梅です。

半熟になった玉子と絡めてハフハフいいながら
ごはんまで一気に食べてしまいましたとさ。


さてさて。
総じておいしかったけど、でも、ちょっとお値段がなあ・・・。

正直、名古屋コーチンは煮過ぎて固くなってしまっていたし
強烈な味噌の前には、鳥の味を味わうってほどにはわからないし。
これなら普通のカシワで良かったかなあ。
ただし、それでも1500円か・・・。
お肉無しだと1000円。

お店で職人さんが丹精こめて打った麺があってこその味なので
高くなってしまうのは仕方がないのかもしれないけど、
元を質せば庶民的料理。
やっぱり安くあって欲しいとも思ってしまうのも事実。

寒い日に、たまに食べるのならありかな。