Middle Tempo Magic
人混みの中に埋もれ埋もれ
さくら
西加奈子著の「さくら」を読みました。
読もうと思って探していたのだけど、なかなか見つからなかったら
最近、新装版になって登場したようです。
読もうと思って探していたのだけど、なかなか見つからなかったら
最近、新装版になって登場したようです。
---->8----
ある年の暮れの事。
東京の大学に通う僕の元に、家出した父から手紙が届く。
「年末、家に帰ります。おとうさん。」
スーパーのチラシの裏にそう一言書かれた手紙を握り締め
僕は母と妹と愛犬の「さくら」が待つ実家に帰るのです。
どことなく、盆槍と何も無い宙を見るように
生きるチカラをなくしてしまいバラバラになってしまった家族。
だけど最初からこんな風だったわけではなく、
ちょっと前まで日本一幸せで笑いが耐えない家族だと思ってた。
兄ちゃん。
そう、僕達のヒーローだった兄ちゃんは、24歳と4ヶ月で死んだんだ。
---->8----
というところから始まるお話です。
そんな具合で冒頭は息が詰まるようなムードが流れているものの
そこから終盤までは、ひたすら幼少から最近まで主人公の回想。
というか日記。
個性的で面白ハイテンション一家が織り成すエピソードは、
飲んで話すものとしては面白いと思うけど、
小説としては読んでいて 「それで?」と思ってしまう事もあり、
そこで描かれている学校の人間関係も全く共感できず、
正直よくわかんなかったし、少々、拍子抜けした感もあり・・・。
あとは、文体がつたないなあとか、
鼻につくような感じがしたりするのは仕様かなあ。
けど最後の最後に訪れる大事件と、
僕達一家に老犬になったさくらが起こす奇跡は
なかなかほろりとこさせる展開でよかったです。
また、私自身、中学生の頃に犬を飼い始めて、
共に育ってきた愛犬に対する唯一無二な気持ちとか
多感なお年頃で情緒不安定な時もそばに居てくれたとことか
親近感があったところもマルですね。
ある年の暮れの事。
東京の大学に通う僕の元に、家出した父から手紙が届く。
「年末、家に帰ります。おとうさん。」
スーパーのチラシの裏にそう一言書かれた手紙を握り締め
僕は母と妹と愛犬の「さくら」が待つ実家に帰るのです。
どことなく、盆槍と何も無い宙を見るように
生きるチカラをなくしてしまいバラバラになってしまった家族。
だけど最初からこんな風だったわけではなく、
ちょっと前まで日本一幸せで笑いが耐えない家族だと思ってた。
兄ちゃん。
そう、僕達のヒーローだった兄ちゃんは、24歳と4ヶ月で死んだんだ。
---->8----
というところから始まるお話です。
そんな具合で冒頭は息が詰まるようなムードが流れているものの
そこから終盤までは、ひたすら幼少から最近まで主人公の回想。
というか日記。
個性的で面白ハイテンション一家が織り成すエピソードは、
飲んで話すものとしては面白いと思うけど、
小説としては読んでいて 「それで?」と思ってしまう事もあり、
そこで描かれている学校の人間関係も全く共感できず、
正直よくわかんなかったし、少々、拍子抜けした感もあり・・・。
あとは、文体がつたないなあとか、
鼻につくような感じがしたりするのは仕様かなあ。
けど最後の最後に訪れる大事件と、
僕達一家に老犬になったさくらが起こす奇跡は
なかなかほろりとこさせる展開でよかったです。
また、私自身、中学生の頃に犬を飼い始めて、
共に育ってきた愛犬に対する唯一無二な気持ちとか
多感なお年頃で情緒不安定な時もそばに居てくれたとことか
親近感があったところもマルですね。
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バイク乗ったりうまいもん食ったり本読んだり写真撮ったり音楽聴いたり旅人に憧れれつつ人生迷子中だったり。
お問い合わせは wanito.kagekisuあっとgmail.com まで
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