Middle Tempo Magic

さて、そんなココロをざわつかせる出来事とか肉は関係なく、
後半は日経朝刊の記事、正確にはインタビュー。

要約すると

選挙の低投票率は「官の支配」を助け政治の質の低下に繋がる。
自分の自由させ保証されれば国家も政府もいらないという
コスモポリタン的な無関心派が増えた 事が原因の一つである。
国家や行政が弱まれば自由も保証されなくなることを理解してない。
権利の上に眠るものはそれを保護せずが民主主義の原則。
米国のように投票権を登録制にし民主主義への関心を高めるようにしてはどうか？

というもの。

パッと思いつきそうなツッコミに対しても、
至極真っ当な反論が用意してあってなるほどと思ったのです。

思い当たる節はいっぱいある。

例えばうちの会社の労働組合。
組合員のみんな影ではワガママばかり言うくせに、
会合の場に参加しない、意見を言わない、考えない。
執行部になりたがる人がいないから、
苦肉の策で投票して誰かに押し付けるという、おかしな制度まで出来てしまった。

噂の現場、普天間はどうだろう。
(普天間と言わずに全体的に問題が多いけど)

規定路線だったけど、めちゃめちゃにするだけして、現行案どまり。
が、よく考えたら、政府だけを槍玉に揚げるのも違うと思う。
日本全体、ひいては世界情勢に関わる話なのだ。
沖縄でタライマワシ、我々は対岸の火事ってのも変だろう。

鳩山さんと政府の責任問題ばかりを問い続けるのなら、
投票の話と一緒で、在日米軍と沖縄の上に胡坐を書いてるんじゃなくて
本当は真剣に、自分らのところへの移設を議論すべきだと思う。

個人的には、ダムと同じで、基地が嫌な人には、
国が補助して住民の方に引っ越してもらってはどうかと思いもする。
(当然、沖縄県外への移設を視野に入れて)

ただ、普天間のままであれば、新たな移設先に災いの種をもたらさずに済むし、
綺麗な海を埋め立てずにも済む。アジアの戦略拠点としての機能も維持できる。
それに住民の全てが基地に反対しているわけではなく
主に経済的理由から擁護派は割合としては実は少なくないのですから。
もちろん、踏みにじられたと感じる方がいらっしゃる、それも分かるのですが。