Middle Tempo Magic

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さてと、スマートフォンといっても、こいつのOSは、
最近世界中でシェア急増中なGoogle Android ではなく、
もちろん林檎OSなどではなく、敢えて、というか半分ぐらいはハードで選んで、
今や墓場と揶揄されてそうな Windows Mobile 6.5.3 です(笑)

ハードで選んだ。

そう、これはこのボディサイズでありながら、
実用に耐えうるQwertyキーボードが搭載されている、スゴイ。




キーボードはスライド式になっていて、断面を見てその厚さにビックリ。
僅か12.9mm、折りたたみ式のP902iSの半分しかない。
これで、両手親指タッチで押し間違えもなくポチポチ出来ちゃうきちゃう、スゴイ。




ちなみに4.1インチのディスプレイは静電式のタッチパネル。
感圧式に比べるとやはり、細かい操作がしにくいのが残念ですが、
画像のクリアさには、こりゃまた舌を巻きました。

「インターネットのPC版サイトの閲覧が快適で、
メールとかメモとかブログの文字がガシガシ打てる」

というのが最優先の選定条件だったので
コンパクトでありながら十分実用に耐えうるキーボードと
大きすぎず小さすぎずで、ランドスケープ対応のディスプレイを
装備している事が決め手となりましたね。


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続きは毎度ながら長いですが、一週間ほど使ってみた感想は

• 良いところ
  • 実用に耐えうるスライド式QWERTYキーボードを装備、文字入力以外にも重宝
  • ディスプレイはWEBブラウズにちょうどいい大きさ
  • コンパクトでデザインもよろしい
  • 東芝独自UIはなかなか使い勝手が良い
  • Office製品やWindowsとの連携はWMならでは
  • ややもたつくが処理速度や通信速度も実用に耐えうるスペック

• 悪いところ
  • バッテリーがあまりにも持たなさ過ぎる
  • 入力文字種(英字とかカナとか)の切り替えボタンが最悪
  • WMが使いにくい、カスタムが全然出来ない
  • バッテリーを外さないと、MicroSDカードの抜き差しが出来ない
  • 静電タッチパネルは細かい操作が苦手でストレスが溜まる
  • 通話ボタンやスタートボタンの位置が悪く誤押し頻発

という感じです。


今のところ、トータルとしてはなかなか満足度は高いのですが、
単なる携帯電話として利用したり、携帯向けサイトを見るだけなら、
従来のガラケーの方が片手でヒョイヒョイ操作出来るし、
ぞんざいに扱っても平気だし、電池も長持ちするし
お手軽ですね、ヤッパシ。

出先でのネット利用を優先する代わりに、お手軽さがスポイルされた気がします。
また、9月中旬開始予定の新サービス「SPモード」が始まるまでは
従来のiモードのメールアドレスがプッシュメールとして使えず、そうとう不便。
これはあと一か月の我慢か・・・。


静電式タッチパネルの操作性が良くないとかボタンの誤動作とか
電池の持ちについてはホントなんとかして欲しいです。

入力文字種の切り替えを行う「文字」キー(PCのキーボードの漢字キーに相当)
なんて押すたびに　「半角英数→全角カナ→半角カナ→かな」 と切り替わるのですが、
実際は、「半角英数」と「かな」しか使わないわけです。
もー、ちょっと文章に英字を混ぜるためだけに、もう何度押させるんだと・・・。

キー配置をごにょごにょするツールも出回っているようなので
試してみるか、自分でいじれるならいじりたいですね。


開発者としてはやはり Android も気になるとこではあるのですが
先述の基準に照らし合わせると、他の機種には食指が伸びない・・・。

WMのUIは、実際に使ってみると噂通り思わず開発者を呼んで、
正座させてお説教したくなるような使いにくさなのですが、
そこに被せている東芝独自のシェルの方は、なかなか良い線いってます。

この手のUIモノは重くなってあまり好きじゃないし
好みと大いに違う部分もあるのですが
これはWMの不甲斐なさを補って余りある出来栄えだと思いました。

また、WMの後継であるWM7改め Windows Phone 7 も
来年の初頭には日本版も登場しそう(英語は今年末)ですし、
カーネルもCE6ベースで、一から生まれ変わるんだとか。
(下位互換性がどんだけのものかわかりませんが・・・)

WordやExcelも読めるし、PCとの同期も出来るし、
使い慣れた Visual Stdio で開発出来るとこも利点。


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ちなみにブラウザは Opera Mobile 10 を使ってますが、
ちっこいくせにタブブラウザでFlashも動くし
ブックマーク系のメニューの使い勝手の素晴らしさには感嘆の声。
IEも操作性は悪くないのですが、やっぱりタブじゃないとね。

と、いうわけで、まとまりがないので、今日はこの辺で。