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ビバンダム、大地に立つ

チュララー♪

君は生き延びることが出来るか?

20100814_00.jpg



というわけで。
我が家の主力モビルスーツ SUZUKI GSX-R750 K9 に
早くも4セット目となるタイヤを装着しました。

その名も

Michelin Power Pure 2CT (みしゅらん ぱわーぴゅあ つーしーてぃー)"

そう、おフランスは由緒正しきビバンダム一家の期待の新星、
最新鋭ストリート向けスポーツタイヤです。

バイク離れが進んだ昨今の日本ではミシュランと言えば
他所様のお店に現れては勝手にミツボシだのなんだの言ってる
生意気なホワイト巻きグソ野郎(お食事中の方ゴメンナサイ)で
懐かしのゴーストバスターズに出てきたマシュマロマンとの区別もアヤフヤ・・・
みたいなイメージを持たれているようですが(当社調べ)、
実はタイヤ界、殊、2輪ロードレース界ではかなりの名士として
ウィ、ミズミズスィーツその名を轟かせている存在です。

なのですが、ナノデスガ・・・・

ななはんには、納車以来ずっと、石橋さん家のBT-016を履いてました。
(先代のR1000も、その前のバンディットもずっとバトラックス)
だって、PP2CTよりも安いし、トレッドが縞々になって気持ち悪い以外は
特別に不満があるわけでもないし、乗り方が変わってドツボに嵌ったら不安じゃん。

そんなわけで実は、ミシュランは一度も履いたことがなかったのです。
いえ、決してお金がなかったわけじゃ、ゼッタイ、ごにょごにょ・・・。


ところが、今度の Power Pure はとてもいいらしい。
少なくとも悪いって話を全然、聞かない。
なにしろとにかく軽い、と。

タイヤ専門店スピードスターさんのブログによれば
前後合わせて 800g~1,000g ぐらい軽いのです。
(ホイールでこれだけ軽量化しようとしたらウン十万円はしてしまう)

さらに、公式HPを見てもらうとわかるように、Pilot Power 2CT に比べて
コンパウンドの割合が圧倒的にソフトに振ってある上に、
この手のタイヤとしてはライフもなかなかのものであるとか。

これはすごく気になるなあ、というわけで履いてみたのね。




おお、パターンが変わると印象が変わるなあ。
タイヤ単体だとよく分んなかったけど履いてみたら、
なんだか垢ぬけて「新しい設計のタイヤ」って雰囲気です(笑)

20100814_01.jpg


エッジ部分にはおなじみのビバンダム君が鎮座するのはミシュランの伝統ですが
新たに 「2CT」 のグラフィックが掘られているのはなかなかかっこいい。
さらには、いかにも早く消しておくれとばかりに、3本の線が引かれており
これまたなんとも挑戦的です。

20100814_03.jpg


プロファイルはBT016の方が直線的に尖がってるかな?
(あくまで見た目での判断なので真偽のほどはわかりません)

20100814_02.jpg

20100814_04.jpg


◆◆

噂の軽量化については、よっぽど鈍感な人でなければ、
走り出してすぐに気がつくレベル。
車線変更、交差点ぐらいでも、挙動の変化は鮮やかですね。

タイヤが軽いという事を実際に体験した事がないから、
それが一体どういう事なのか理屈で想像するしかなかったけど
うむ、なるほどこういうことなのか・・・。

あくまで経験上の話になりますが
タイヤ交換直後というのは得てして直進性が強く
切れ込んでいく感が少ない、切れた後も同じ切れ角で安定しようとする・・・
等々、伸び減衰を若干強めたような印象を受ける事が多いです。

が、この Power Pure に関しては、
交換前のBT016を履いた状態と比べて、それが少ないと感じました。
逆に言えば倒しこみ易くラインの自由度が高いという事でしょうか。

軽量化によるイナーシャの減少(ジャイロ効果の抑制)が起こるはずなので
このフィーリングは思い過ごしではない、ハズ。

また、低速からのフル加速時にも、リア回りの回転フィールが変わりました。
具体的にどう違うのか、うまく言えないのですが・・・。
ただ、この時の速度の乗りも確実に向上しているので
これもおそらく軽量化の恩恵なのだと思います。

従来の新品タイヤのフィーリングももちろんネガティブな意味ではなく、
すっと一本筋が通ったような感じがして、それはそれで好きなフィーリングだし
バイクからフィードバックされる重要な情報としていました。

なので Power Pure に履き替えて乗りやすくなったかどうか?
と言われると、正直、ちょこっと戸惑ってます・・・。
っていうか、そもそも自分のスキルが底辺レベルだし
運動神経だって良いわけでもありませんが・・・。


グリップに関しても、ちょろっと走った感じでは良さそうです。
勿論スライドするような走りなんてとても出来ないから
限界がどうとうかいうのは不明ですが夏とは言え
タイヤが十分に暖まってない状態でも、手応えはしっかりモチモチ。


また、BT-016の時は峠でもヨユーで隅っこまで溶けていたもんなのに
Power Pure はヒザスリ・キャンプで富士ショートを走った後でも
あまりんぐさせてしまった(アンビリバボー)・・・。

空気圧をあえて標準(F2.5kg/cm2、R2.9kg/cm2)にして潰れにくかったのか
ヒザスリを覚えてバンク角が減ったのか、膝に気を取られて遅かったからなのか
タイヤの剛性が高くて潰れないのか、プロファイルの違いなのか?
(ひとつ確実に言えるのは、ヘタッピだってこと)




そんなわけで、負傷こそしていますが
彼、ビバンダムはかろうじてまだ生き延びています。

まるで

「ボクの星を判定をしようだなんて、キミにはまだ100年早いじゃないのwwww」

と、私をあざ笑うようかのようorz

20100814_05.jpg

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ビバンダム、大地に立つ

2CTのグラフィック、同じくお気に入りですw
ビバンダム君はほぼ無傷です(汗)
  • まさくん
  • URL
  • 2010/08/14(Sat)21:32:57
  • 編集

ビバンダム、大地に立つ

聞いた話ではあたらしいミシュランは空気圧高めじゃないと接地感が薄れると聞きました。
おおぉ!端まで使ってるww
  • kozy
  • 2010/08/14(Sat)23:09:00
  • 編集

ビバンダム、大地に立つ

>まさくんさん
ドモ、まさくんさんもピュア君に履き替えたんですよね。
ビバンダム君についてはツッコまれたら
「あんなの飾りです、速い人にはそれがわからんのですよ」
といって誤魔化す事にしてます。


>kozy.A大尉
むむ、そうなのですか?
ビブといえば、空気圧下げましょうの急先鋒だと思っていたのですが。
自分も半年ぐらい前からは、空気圧はあまり下げないで(気温高い日でも規定値の9割程度)、
サスでソフトになるように試行錯誤してます。
それでも自分のレベルではグリップ不足も感じないし、タイヤも長持ちしますしね。
隅っこはタイヤかすが寄ってるだけで、残念ながら使えてないのです><
(一番下の写真の矢印の横にあるタイヤカスに見えるのはビバンダム君ッス)
理想では「あの白いGSX-Rは化け物か?!」と言わしめたいんですけどねえ・・・。

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