Middle Tempo Magic サヨナラCOLOR

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なんてこったい。

4月にバイクの走行会を申し込んでたのだけど、
昨日その話をしていて、あれ、なんか違和感が・・・？
と思ったらダブルブッキングしてました。

今年で30歳。
って事で、同日、地元鎌倉で同窓会があるのです。
うむむ、同窓会は一度しかないからなあ・・・。

中学校というと嫌な思い出の方が多かった気もするけど
憧れのあの子(そんな人いませんが妄想)にも会いたいし。

走行会に行こうとすると必ず前日に仕事が炎上したりと
行く手を阻まれ続けて記録更新中。
そんなわけでしょんぼりお断りの連絡を入れなければ。

と、毎度長い前フリが終わったところで、
竹中直人と原田知代のお二人の、この映画。
「サヨナラCOLOR」

僕の事、覚えてますか？

「ササ菌」こと元いじめられっ子の医者が勤める
鎌倉の海辺の病院に入院してきたのは、
高校で同級生だった憧れの女性(ひと)だったのです。

もちろん、一言も話した事はなくて、
彼女は僕の事なんか覚えてなくて。

で、再会した彼女は、献身的な彼と接するうちに、
次第に惹かれていくのですが・・・。
というお話。

「僕」の方は、ただただ、思い出すだけで恥ずかしい。
純粋でウブで自信がなくてもどかしくて、
思ったことを真っ直ぐに表すことが出来ず。

時におかしな方向に真っ直ぐ過ぎて
思いつめるあまり暴発してしまった思い出ばかり。
って、それストーキングですから・・・。

正直、一途過ぎてキモイ！
けどわかる気がするな、その気持ち・・・。

ともかくも、自分の人格形成の黎明期みたいな年代の地層を
ぐりぐりぐりぐり掘り起こされるみたいで、
また、掘り返されたところは柔らかくて綺麗で、
でも泥臭くて、思わず、ぎゃあ！となる。

「愛することは長い夜に灯された美しい一条のランプの光だ」かあ。
うまく言えないけど。ねえ、いいね。

最後の聖子さんが佐々木の名を呼ぶところにも
ずしりと思うところがあったなあ。

ちなみに、この映画を手にとってみた理由は、
好きなバンドのスーパーバタードッグの
同名の名曲が主題歌だったから。
ラストでは、超カッコイイ特別バージョンを聴かせてくれますよ。
泣かせますって。