Middle Tempo Magic おかえり

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六月も終わってしもうた。

ここ何日か忙しゅうて土日も朝から深夜まで働いてみたり
遠藤周作の「女の一生」に思わず電車でほろほろと泣いてみたり、
まあ、色々あったりなかったりだったわけです。

女の一生は、もうもうもう！と衝撃的な出会いで
語るべき自分のコトバも整理できてないのでまた今度。

今日は長らくバイク屋さんに入院させていた
GSX-R1000がやっとこさ退院したのでそのお話。
仕事を早くに上がる事が出来たので引き取りに行ったのだ。

バイク興味無い人にはつまらないかもな話題ですが、ゴメンなさい。

不具合の内容をおさらいすると

・FIのエラー警告が出る
・水温が上がった後の再始動後にかなりの確率で発生
・スロットルボディを掃除をしたけど直らない(昔は直ってた)

また、関連すると思われる症状で、
生ガス臭かったり、スロットルボディがすぐ汚れたり、
ゴボゴボいったり燃費が悪かったり、プラグが真っ黒だったりと、
FIなのにカブリ気味のような気配・・・。

さてさてと。
その診断の結果は、排気デバイスのアクチュエータ動作不良、でした。
排気デバイスとは、排気管側に設けられた電動のバルブで
FIの燃料マップと連動して排気流量をコントロールするためのもの。
カンタンに言うと、マフラーの抜けを可変にするシステムですか。

サービスマニュアルによれば・・・
始動時の自己診断で、排気デバイスの動作に異常が検出されると、
FIのプログラムがフェールセーフモードに切り替わり、
燃料マップは排気デバイス「全開」の位置に固定される模様。

実際のバルブ開度とは無関係に、常に最も排気流量が多い状態。
とどのつまり、最適量がわからんから、とりあえず燃料噴射量増やしとけ！
というマップになるので、当然、混合気が濃いような症状が出ていたのでしょう。

思うに。
バルブはワイヤーを介してアクチュエータで動かしているのですが、
そのワイヤーが結構長いので動作抵抗が多くなり
アクチュエータに大きな負荷が掛かってしまっている気がします。

ちなみに、この排気デバイスの動作不良は、
ネットで検索してみたところメジャーな現象みたいですね。
しかもR1000に限らずハヤブサでも同様の故障が多いようで、
スズキのインジェクションシステム共通の問題みたいです。
他にも、スロットルポジションセンサの故障が定番っぽい。

さてと。

何はともあれ、久々に跨ったR1000が楽しうて楽しうて。
バイク屋から真っ直ぐ帰るつもりが気が付いたら西湘バイパス。
気持ちよく流して、ちょこっと箱根へ上がって来てしまいましたよ。

もう、いい年して何やってんだか・・・
って香ばしさ4割り増し中な感じですが、
だって、これだけのダイレクトな「そこにいる感」が味わえる
お茶目な乗り物って、そうそうないですよ。

なわけで、アドレナリンがぶわっと出て
ここ何日かの鬱屈した気持ちもどこへやら。
やっぱ、R1000は最高に楽しいよ！