Middle Tempo Magic

ロボットが具になっているわけじゃなかろうし、
まさかラーメンをロボットが作るという事だろうか?

ググって見ると、ナルホド。
どうやらその店の名は、ロボットラーメン桃園(ももぞの)。
長年の研究の末に生み出したラーメンロボに、
本当にラーメンを作らせているらしいノダ。

むむむ。
本当にうまい料理を作るのに腕や食材だけでなく
真心が必要だとはよく言われるが・・・。

それを、ロボットにラーメン作らせて人間様に食わせようたあ、
料理人の風上にもおけない、ふてえ野郎だ。

いやいや、態々と店の名前にしてるぐらいだから
このラーメンロボには詩を吟じ、
花を愛でるようなココロがあるのかもしれない。

が、だとしたらどうだろう。

ああ、哀れなラーメンロボよ。
ラーメンを作るために生み出されたとはいえ
来る日も来る日もラーメンを作り続けて辛くないのだろうか?
タイ焼き君みたいに逃げ出したくならないのか?
ウォーズマンの様に、自分の使命に疑問を持ったりしないのか?

・・・・。

この問いの答えを見出すがべく、
私はななはん(京都出身)を駆り、南アルプスへと旅立ったのだ。


<><><><>

と、長々と前置きをしましたが、事実はちょっと違う。

名古屋の親の家へ行くのに、
富士五湖を経由してプチ険道で静岡に下るルートにしようとしたら
間違って北上しすぎて甲府に出てしまったのです。

解説しよう、たまごは方向音痴なのだ!

そこで、指令が出ていたラーメンロボを思い出し、
ついでに寄ってみた、というわけです。

が、ここでも方向音痴アビリティを存分に発揮。
近くにあるはずなのに、お店がなかなか見つからない。
このままじゃ、お昼の営業時間が終わっちゃう。




やあ、富士山だ。
とか、言ってないで早く・・・




「生活を守り抜く」 by 民主党
(って、そっちかい!)




ありました!
が、なんだかよくわからない・・・。

全部しゃべっちゃうとツマラナイから敢えて書くのは避けますが
色々とビックリした後で、やっとヤツとご対面。
アタフタやっていると、おかみさんが出てきて応対してくれました。




クリックして注文するです。
麺の固さとかスープの濃さとか細かくオーダー出来ちゃう。
その組み合わせ、なんと2億通り!
細かすぎるので、おまかせで・・・。




おお、これが・・・!
(初、文字を入れてみたけどどうだろう)

想像していたのとはちょっと違うけど、プシュー!
とかいう音がして動くのはスゴイです。
進行状況が画面に逐次更新されていく。
出来上がるとガラガラとコンベアの上をどんぶりを載せたトレイが滑ってきます。

柱に隠れて見えませんが、裏にも何やらメカがいっぱい。
とにかく、この自作感バリバリなところが素晴らしい。




あちこちに散乱する機材の山。
開発環境はVBな模様、しかもアカデミーパック。


ロボは、お客の好みに合わせ麺を茹で、スープを作り、湯切りして、
麺をどんぶりに投入というところまでやってくれるのです。

んん?

そうです。
麺を鍋に投入するのと、お湯を沸かすのと、具を載せるのは
人間がやらねばならない模様。
おしぼりと麦茶を出してくれるのもおかみさん。
残念、フルオートメーションならず!

出来上がったラーメンの御姿は、あえて内緒で。
で、お味の方は・・・。

Σ(ﾟДﾟ；)?!

不味くはないけど、決しておいしくはないかなあ。

やはりラーメンロボにココロはないらしい。
が、こんな(いい意味)バカなものを作った開発者の熱い志は
存分に感じる事が出来ましたよ。
人のココロを動かすのは、やはり情熱だね!


その後は、R20、R153で、諏訪→伊那→飯田→名古屋の下道ルート。




某所のセブンイレブンに立ち寄り、後はノンストップの快速急行(笑)




しまった、恵那峡で日が暮れる。
解説しよう、たまごは(略)

21時に名古屋に到着。
結局500km近く、12時間かかってしもうた。

なんだか今日は疲れました・・・。
ビール飲んできゅーです。