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こころゆくまで英雄三昧 (三国志)

長かったー。

「三国志」 やっと読み終えました。

色々出てますが、基本というか作法というか
日本で一番であろう吉川英治編です。

そう、何気に、三国志ってちゃんと読んだ事なかった。
ゲームもやんないから、ホント知らなかったのです。
だから、レッドクリフも、赤壁ナニソレ? でしたし。
かつて司馬遼太郎が、日本の戦国時代を評して
「天下統一」とは呼ばずに「国取り物語」と言ったのは

「古代中国史に比べたら、日本程度の小さなスケールで
天下なんて言ったんじゃ笑われちゃうヨ」

という理由だからそうですが。

なるほど。 その人数、広さ故か。
巨大なイデオロギーの前では、個人の感情感傷は取るに足らず
(相対的に)多少の犠牲はあって然るべきである、と
最優先事項をためらいなく遂行していっちゃう。

それこそ覇道を志すもの、
これをよく理解し幾万の命を背負う覚悟だけでなく、
打算的にそれを「取捨選択」する立場にあるわけだから
その苦悩たるや苛烈極まりないにちがいない。

前に 「項羽と劉邦」 を読んだときも思ったけど
現代の中国を見ても、日本的な見方からすれば
トンデモナイ事をする国だと思わされる事がしばしばある。

けど、大昔から、大国レベルで何度もあんな事やってるんだもん。
それも納得がいった。そして、少し勘違いしてたかも。


しかしまあ。
よくやるよなあ・・・。

わたしゃ、草食、もとい上昇志向ゼロですし
少人数どころか個人レベルでも波立つと修復出来ないし。
(それはなんとかしたほうがいいんだろうけど)
流線型で空気抵抗は小さい方がよいのだ。

だもんで、いかにもユリアー! な漢の道のお話なのに
熱くなるどころか、あまりに意気旺盛な傑物達を見ていたら
くたびれちゃった(苦笑)

でも、個人に視点を当ててみたら、詩を愛し、花を愛でる文化人達でさ。
なんとも面白いんですよね。

と、話が逸れちゃいましたが。
話がいい加減長くなってしまったので、ここらへんでおしまい。
だって、三国史を語りだしたら話題がつきないじゃん。
続きはどっかで呑みながらでも(笑)

ちなみに、登場人物では、曹操が好きでした。
正直、彼が死んでからはテンション下がりまくり・・・。
次は孔明かなあ。
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こころゆくまで英雄三昧(三国志)

話を聞いて『面白そう読んでみよかな?』なんて本屋さんへ行き、本の厚さを見た時点で挫折、いつも読む本へ行ってしまいます(^^;)
読書の秋、何かまた違うモノを読んでみようかしら。
  • 2009/10/21(Wed)07:16:16
  • 編集

ヨムヨム

>Jさん
三国志は全巻重ねると践み台に出来ちゃう厚さなので、怯みますね、たしかに。
漫画も有名ですよね。
あとは8耐にはまったJさんにおすすめは、ポップ吉村の伝説。
熱いですよ。火傷します。
  • たまご
  • 2009/10/21(Wed)21:45:45
  • 編集

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