Middle Tempo Magic

さてと。

ややパチものだが、意外と悪くもない天然露天をまったりと堪能し、更衣室でほてり冷ましていると、何やら気持ち良さそうな鼻歌が聞こえてくるではありませんか。
「おっと、おっさん気分上々だな」
と声の主の方へ目をやったわけですが、そこで私の目は堪らずクギヅケになりました。

いやいや、そのおじさんが年齢のわりに逆三角の逞しい肉体美を誇っていたからではないのです。私が視線を集中させたその先は、下半身・・・、いや、誤解を招きそうだが、別に、あれがどうとかそういう話じゃなくて・・・。なんと、彼の腰に巻かれていたそれは・・・


F U N D O S H I ! ! !


しかも、情熱のレッド!


うーん。彼のその男らしくセクシィな後姿は

「若者達よ。不況だ不況だと嘆くだけでいいのか? 一度きりの人生、今こそ自らの足で立ち上がり、がむしゃらに進むべきじゃないのか?!」

と問いかけているかのようです。(深読みしすぎ)

成人式で大騒ぎなんて、ちっちぇえ舞台で粋がってんじゃねえよ。ダセェ。嘲笑されてるのがわかんないのか? 誰も真似できないようなビッグな事をやれとは言わないから、当たり前の事を、当たり前にしっかりやり遂げる男になってくれよ。それだって、やろうとしたら、全然出来ない、難しいってんだ。

そんなわけで、私も今年は赤フン締めてがんばりたいと思います。
さあ、黙って俺について来い! (あれ、嘲笑が・・・?)