Middle Tempo Magic

映画「皇帝ペンギン」のDVDを会社の後輩に貸して
随分と経つというのにまだ観ていないという・・・。
でも付録のブックレットはものすごく楽しく読んだ、と。
それは一体どういうことかというと

「DVDのほうは、これを観てしまったら人生にもう楽しいことが
他に無いんじゃないかと思うと怖くて観られないんです」

などと言うじゃありませんか。

ええええっ?
それは彼女なりのジョークなのだろうか・・・。
が、こやつのキャラクター的には100%マジレスである可能性も考えられる。
いずれにせよ、明るく冗談で返さなくては。

「ダイジョウブ、DVDを観て週末は南極に行っておいで」

もう少し気の利いた台詞もあったのだろうが、思いつかないんだから仕方が無い。
そしたら

「いいえ、それはいいです。本物は和歌山で見たので興味ありませんから」

ですって!
もうわけがわからない。


閑話休題。

その後輩の言葉ではありませんが、ライブが楽しみ過ぎて
観終わった後に人生に絶望してしまったらどうしよう・・・
なんて考えたのはそりゃ杞憂も過ぎようというもので。
興奮しすぎた頭と体を冷ますために、
恵比寿から新宿まで明治通りを歩いて帰ってしまったほど。

今回は先行予約がんばった甲斐あって、めちゃめちゃ前の方で観戦。
おかげでもみくちゃで、1000mを4分で走る私が(フツーだろ)
本当に酸欠しそうなほどにジャンプしまくり腕と振りまくり。

そして圧倒的なライブパフォーマンス。
感動して泣いてしまうとか、そんな感情も忘れるぐらいの遥か先、
攻めまくりのサウンドにすっかり脳が焼ききれそうでした。

やはり1stアルバムリリースを意識したのか
メジャーデビュー後の曲が中心の選曲でしたが
アンコールでは大好きな "flow" が聞けてもうもう言う事なしでした。

メンバーが皆、超絶テクニシャン変態エフェクター使いの
楽器オタクっぽいところがあるので、観客の会話を漏れ聞いた感じでは、
バンドやってる学生さんなんかも多かった気がするのも面白いなあと思ったり。

最後には、内村サンの長めのMC。
自分ではない誰かを想う事って、うーん。
そういや、そういうのはとうの昔に忘れちゃってる・・・
というかうっちゃってる感じだわなあ。

なにはともあれ、本当に楽しかった。
エネルギーをありがとう。