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巨人たちの星

三部作完結ッ・・・!

ジェイムズ・P・ホーガンの 「星を継ぐもの」 シリーズの3冊目、「巨人たちの星」を読了。


DSC00743.JPG
もう、このホーガン先生自体がSF界の巨人。
っていうか、巨星なわけなんですがね。
いやあ、やっぱり、面白かった。

スペースサイエンスサスペンス(SSS!)とでも言うような、壮大な謎解きの1作目。
異星人とのコンタクトを描き、全能型コンピューター「ゾラック」が活躍した
前作 「ガニメデのやさしい巨人」 。

で、今回。

甲殻機動隊とかマトリックスで描かれていたような
人間の知覚と電脳世界を結んだ仮想世界、それが浸透した未来世界が
1981年に創造されていた事にも驚きなんですが、
個人的に気に入ったのは、テューリアン(異星人の巨人ね)達の高度な重力工学技術。

ブラックホールの原理を利用した人工重力技術をベースに動力を取り出し、
さらに空間捻じ曲げ技術≒物質転送技術(ワープ)まで発展させる・・・
というのは誰もが思いつきそうな話だと思うけど、舌を巻いたのは
それを応用して、ブラックホール化した星の核の崩壊エネルギーを取り出して
事実上の無限のエネルギー源を確保してしまったという点。

これにより、何光年離れていても関係なく、リアルタイムの情報伝達と
エネルギー供給可能にし、宇宙規模での巨大ネットワークを形成して
仮想空間で生活しちゃうんだもん。
大それすぎていて魂消ました。

お話としては、前回までと趣向が変わって、サスペンス的な謎解きは本筋にはせず、
2500万年前に地球人と生き別れた異星人の反乱分子との頭脳戦がメイン。
政治的な話とか、議論は苦手なので、ちょっと疲れるとこもありましたが
読み終えてみれば、やっぱり楽しかった。

で、読み終わったー!
と、思ったらちゃんとラスボスがいました。

3部作から10年後の1991年に4作目の「内なる宇宙」が発表されてるのね。
よし、これも読もう、すぐに。

そういえば、今月頭に作った、現在のPCの名前も zorac(ゾラック) にしてます。
どうも新型君の viser(ウィザー) よりも zorac の方が愛着が沸くんですよね。
続編出たらイキナリ旧式扱いで、ゾラックかわいそう>< って気分にもさせられてしまって。
ググって見ると、やっぱりゾラック派が多いみたいです。

敬愛する小野不由美先生も、PCにゾラックって名前を付けてるらしい(笑)
ちょっとうれしい一致ですね。
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