Middle Tempo Magic

いきなりなんの話かというと・・・。
日曜日の朝5:15からNHKで「桂文珍の演芸図鑑」という番組がやっている。
日曜の朝からサワヤカに園芸ではない、演芸だ。
噺家さんの落語2本、ゲストと文珍師匠の対談というディープな内容なのだ。

昨日は、柳家紫文、金原亭世之介の落語と山本一力との対談で
その山本先生のお話にとても感銘を受けたんですよね。
いや、スクリーン越しに伝わる先生の人柄に、というのが適切かな。

先生は45歳の頃、仕事に失敗して多額の借金を抱えてしまったそうな。
普通にサラリーマンをしていてはとても返せない。
自己破産を勧められたが、自分が楽になって債権者が泣きを見るんだと考えると
とてもそんな気にはなれなかった。
で、どうしたかというと。

小説を書いて賞を取って返します！

と宣言したそうな。
今まで一本の小説も書いたことのないオッサンの戯言。
普通ならそう受け止めるのだが、不思議な事に誰もダメだとは言わなかった。

じゃあ、やってみろ。
家賃も滞納し続けていたが、大家さんもあきらめ顔でそういってくれた。
信じて待ってくれる人がいるのなら、それはもう自分だけの問題だけじゃない、と。


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で、何故、日曜のそんなに朝早くから、TVを観ているのかというと・・・。
昨日はFSW(富士スピードウェイ)ショートコースに今年の走り納めに行こうと思いまして。

小山町の天気予報は朝から降水確率10%以下の晴れのち曇り。
土曜日からの雨は上がり、部分的にまだウェットだけど
冷え込みもほどほどっぽいし、この分なら走っているうちに渇きそう！

というわけで、朝4時半起きで喜び勇んで御殿場で東名を降りてみれば、まさかの雨？
しかも、市街は8時ごろに霧雨が止んだというのに、コースは普通に雨ですよ。
もうすぐ晴れそうとかそんな気配は全くなくて、空は彼方まで厚い鉛色に覆われたまま。

FSWェ・・・
なんか、前にもこんなことあったよね。

ピットには四輪が数台。
バイクはしょんぼりして引き上げていくトランポの人が1台いただけ。

残念なので、ただでは起きないんだぜと写真撮って
帰宅後は街さ繰り出し修理に出していた腕時計を回収したら
スーツとコートとワイシャツを買い漁り人生初の長財布も新調して
珈琲屋でケーキセット食べて、蕎麦食べて、ラーメンとチャーハン食べて
漫画買って帰ってきましたよっと。
お買い物とごはんって、なぜあんなに高揚感があるのだろう。