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夢売るふたり

由緒正しいご家庭に育ちおしとやかでお行儀の良さそうなお嬢様の
あの松たか子のオ○ニーシーンが観られるということで評判の・・・
じゃなかった、おしとやかな松たか子のイメージからは想像もつかないよな
狂気っぷりが魅せると評判の「夢売るふたり」を借りてみた。

「告白」でも思いましたけど、松さんは見た目全然私の好みじゃないのに
綺麗なお洋服の中にすんごいオンナを隠し持ってるというか
情が深くてつつましいのに内面に燃えるような狂気を秘めているというか
なんというかとてもいい女優さんだなあと思う。

[youtube] 夢売るふたり 予告編





貫也(阿部サダヲ)と里子(松たか子)は夫婦で営む小料理屋を火事で全焼させてしまう。
で、再起を図った二人が手を染めたのはケッコンサギ。
なんともお人よしで無害そうで人好きがする感じの貫也と、里子の立てた
エグ~イ作戦で女子を次々と篭絡し、開店資金を貢がせていく。

と、表面的にはそういうお話ですけど、ポイントは里子の内面の
彼女の葛藤がとても苦しい、恐ろしいどろどろ映画でした。

貫也は、里子と共謀して結婚詐欺を働きながらも
なんだかんだでいい奴なので相手の女性に感情移入してしまったり
女性とのデートを自然と楽しんでたりと、いつしか里子おいてけぼりなのです。

彼だって店は再開したいけど、本心は他人を陥れてまで追いたいわけじゃなくて
求めてるのは、騙してる女性達と過ごしている時のような
当たり前のささやかな穏やかな幸せです。

一方、狂おしいほど彼を愛しながらも
二人の夢のためにダンナに女を抱かせるという矛盾を抱え
独り彼の帰りを待つ間、ぽっかりと開いたココロの穴を埋めようともがく里子。

見所はいっぱいあったけど、彼を思う里子の言葉が胸に突き刺さりました。

「完璧な男でなくていい。
輝きを失って地面におっこちている星たちを
太陽となって明るく照らしほしいだけ。」

「私の人生には、人をひきつけるような魅力はないの。
それはあの人(貫也)の人生にのっかているだけだから
自分の道で人生を作らないと人生は卑怯になる。」

私の人生も、人をひきつけるような魅力はないからなあ。
人を好きになって目の前がぱーっと開けるような感覚って
そういう理由から来るのかなあ。

だからいい年して依存してるって言われるんだろうなあ・・・
と思ったとか思わなかったとか。
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たまご
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バイクとか本とかカメラとか
自己紹介:
バイク乗ったりうまいもん食ったり本読んだり写真撮ったり音楽聴いたり旅人に憧れれつつ人生迷子中だったり。
お問い合わせは wanito.kagekisuあっとgmail.com まで

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