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アポロ13号 奇跡の生還

アポロ13の本は大変オススメである。
と、聞いたので、読んでみました。

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ヘンリー・クーパー Jr 著 「アポロ13号奇跡の生還」

アポロ計画史上、最大の受難からの奇跡の生還劇が
トム・ハンクスの映画にもなったドキュメンタリー。

ラベル船長自らの手記もあるのだけど
本屋さんには無かったのでこっちで。

地球から33万キロも離れた月と地球の間で
水も酸素も電力も失い漂う宇宙船が
奇跡の生還を果たすまでを描いた
ハラハラドキドキの手に汗握る感動のドキュメンタリー。

というお話では、全 然、あ り ま せ ん ! (笑)
どっちかというと、ドキュメンタリー小説ではなく
もったいないぐらいに淡々とログとセリフを書き連ねた
記録という感じの本でした。

簡単に噛み砕いて説明しているけど技術用語も多く
登場人物も多いし、場面も途切れ途切れで
映画よりはNHKスペシャルという感じかな。

けどね。
それがすごく面白かったです。

人が月に立って飛び跳ねた事も凄いけど、
あの状況から戻ってこれたって言うのがもっと凄い。

当時、世界で最も優秀な人間を集めた集団であろう
NASAを11号の成功へと導いたマネジメント能力が
転じて予想だにしなかった有事に対処しうる
恐るべき能力でもあった事の証明に他なりません。

『怒涛の人間力!』

NASAの研究者なんていうと
研究室に引きこもってばかりの頭でっかちの学者さん達を想像しそうですが、
実はではなく、各々が戦国武将の如き精神的タフさと
実行能力を持ち合わせていたわけです。

もちろんかなりの部分で運もあったんだろうけど
この奇跡を単なるラッキーだと片付けてしまう輩がいるのは愚かしい事だ。
そんな事言ってるヤツは航空宇宙工学のシビアさは勿論、
大きなチーム動かす事の難しさもわかっちゃないし、想像力もない。

それに彼らは、それ以前にこれ以上ないぐらいに絶望的に
天に見放されてたんですから・・・。
これはやっぱり、3人の宇宙飛行士達と地上チームの
見事な連携プレーの勝利だと思います。

何気にNASAの遺産というのは科学技術のみならず、
マネジメントのノウハウという面を見ても、
実社会(変な言い方?)にも溢れているのですよね。
WBSとか、PERTといった有名なプロジェクト管理手法もそう。
PDCAは今はCMMに形を変えて進化してるし。

数名のチームやらちょっとの仕事を仕切るのに
あっぷあっぷな自分は稚魚の如くかわいすぎるなあ。

もし、自分に素晴らしい頭脳が備わっていたとしても
あんな最前線に立って人とぶつかって仕事しろっていうのは
考えただけでもヤダヤダ、気が滅入りそうです・・・(苦笑)

今度は映画と船長の手記も読んでみたいですね。
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アポロ13号 奇跡の生還

アポロ11号の月面着陸や13号事故はおぼろげに
断片的な記憶があります。結構な騒ぎでしたね。
4歳位の頃ですかね。宇宙開発に興味があるのは
こんなのが原点だったりします。
あ、当然「アポロチョコ」も大好きです。ww
映画みると「オメガ・スピードマスタ(時計)」が
欲しくなるよ。
  • ENO
  • 2008/04/02(Wed)12:46:36
  • 編集

イチゴ味ですね。

>ENOさん
こんばんは~。

おお、リアルタイムでしたか。
私が物心ついた時にはスペースシャトルが飛んでいました(笑)
シャトルの本買ってもらって夢中になって読みましたねえ。
思えば子供の頃から乗り物大好きでした。

オメガの宣伝文句といえばアポロですよね。
時計買うときに、それがちょっと、鼻についてしまって(^-^;
でも、いい時計なんだろうなあ。
  • たまご
  • 2008/04/02(Wed)22:33:23
  • 編集

乙女峠からの奇跡の生還。

薦めといてコメントなしでは失礼ですね。
北関東にお出かけしていたためレスできませんでした。すんません。
で昨夜、仕事も終わり皆を送り、一人、箱根を走行してたところ。

4/4 01:10 車体に異変発生 スピードメータ故障 割と余裕で走行継続
01:20 見たこと無いワーニング点灯 少し焦る
01:25 別のワーニング点灯 車速のコントロール困難
01:35 乙女峠パーキングにて緊急避難 エンジン停止 平日の峠、とても静か 半泣き。スバルの偉い整備士(弟)に報告、「最寄のスバルへ」と言われるもアドバイスを頂く。
01:40 なぜか持ってるサービスマニュアルで故障診断開始、室内温度20℃
01:55 トイレに出てドアを開けさらに室温低下15度
02:15 車速センサーの故障と診断。船外活動開始、外気温-1メチャさむ!
02:50 携帯のライトが落ちる寸前にミッション終了、誰も居ないのに「アホだ俺」と叫ぶ。
02:55 エンジン始動!スバルの偉い整備士に報告するも3秒で携帯の電池が無くなり通話不能、車内で充電開始。
03:00 乙女峠脱出、マイホームへの帰還軌道に乗る。
03:45 自宅帰還 スバルの偉い整備士に帰還をメールにて報告、すぐさま「心配したぞ、もっと早く連絡入れろ」と電話で怒られる。
04:00 汚い格好で寝る。

今、仕事してます。眠いです。
  • キユサ
  • 2008/04/04(Fri)10:11:05
  • 編集

ダ、ダメですよ、奥さん!

>キユサさん
単独のミッションは大変危険です。
そんな時は、管制官の指示に従い速やかに最寄のスバルへ!

この前お会いしたときに、
クルマはもはや運転手との間に
ソフトウェアが介入してない部分ばかりで
もしバグったらと時々考えると怖いですね、
などと話していたら、まさか(汗)

が、ご無事でなによりデス(-人-)
まだそんなに寒いんですねえ・・・。
  • たまご
  • 2008/04/05(Sat)11:37:30
  • 編集

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