Middle Tempo Magic パ～ンダフォ～☆

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パ～ンダフォ～☆

昼寝したり木登りしたり笹食べたり転がったり。

そんなわけで、パンダのドキュメンタリー映画
「パンダフルライフ」が無性に観たくなって観たくなって
観に行ってきましたよ。

なんだか会社とか社会とか疲れたから
彼らのゴロゴロな悠久っぷりに癒されてみようと
CMをみて思ったわけですが、
いざ映画を観てみると、パンダも結構大変だった。

WWFが何年も前から訴えてるように、
ジャイアントパンダは絶滅が危惧されてるのだ。
野生のパンダは保護の始まる20年前で1000頭。
今でもまだたったの1600頭しかいない。

なので日本にレンタルされたパンダはもちろん
中国国内でも保護施設の中で大切に育てられてる
パンダ達の両肩には、彼らの種の存続の命運をかけた
一大プロジェクトの責任が重くのしかかっている。

まあ、元は人間のせいだから、
彼らに責任を負わせるのもなんだか変な話なんだけど
どんどん生んで育てていかねばならぬのだ。
昼寝して笹食ってる場合じゃないのです。

っていうシリアスな話が主題ではあるのだけど
やっぱり、パンダはかわいい。

リアルパンダは、よく見ると目の辺りがすごく怖い。
パンダといえば、黒いタレ目模様が
なんとも暢気なイメージを醸しだしているけど
その中にある目が結構、眼光鋭くて。
さすが熊、元肉食獣・・・。

けど、ややタイクツな2時間を過ごしているうちに
リアルパンダがすごくかわいらしく見えてきた。

目つきはともかく、ホントにゴロゴロしてるんだもの。
そして、本気(マジと読んで下さい)モードになれば、思いのほか敏捷！
木だってじゃんじゃん登るし、走るし、ジャンプするし。
特にパンダがでんぐりがえしする姿は鼻血ブーものです。

ああ、そんなパンダだって
こんなにストレスためて必死に暮らしてるのに
この世に平穏なんてものはないのかしら？

とか、ちょっと打ちひしがれた気持ちにもなったけど
なかなか面白い映画でした。
でも、もうちょっと惹き付けるつくりでも良かったのかなあとかも。