Middle Tempo Magic

昨年、SONYのα55に世界で初めて採用され、
まもなく発売の後継機種α77とα65にも採用されてるわけですが・・・。
実は、それよりも、もっと斜め上を行ったすごい隠し玉があったのです。

それが、本日発売されたLA-EA2。

コンパクト一眼(ミラーレスって言葉は好きじゃない)の我らがNEX用のEマウントで
αのAマウントレンズを使うことが出来るEAマウントアダプターの第2弾です。

何がすごいって、マウントアダプターの中に、
トランススルーセントミラーの位相差AF機構を組み込んじゃった。
しかも、このAF機構はα65と全く同じものなのです。

つまり、どーゆーことかというと。

このアダプタを使えば、NEXはレンズ部分に関してはデジイチのα65相当に化けてしまう。

当初、このアダプタの話を聞いたときは

フーン・・・、アダプタっていってもどうせデカイし、
私の持ってるLA-EA1と同じく、SONY純正レンズ以外じゃAFがマトモに動かないんでしょ？
それじゃ意味無いじゃん。

そう、思っていた時期がありましたよ。

が、しかし。
発売日の今日、電器屋さんで早速触ってきてビックリ。

新アダプターの力を誇示するかのように用意された
数々のシグマとかタムロンのAレンズ達が、LA-EA2だと、
もう、シャキシャキシャキーン(｀・ω・´)　って、一眼レフばりに
瞬速AFで流し撮り連射出来るじゃありませんか！


横っちょにおいてあった、旧型のLA-EA1だと、
返事がない、ただの屍のようだ・・・　って感じで悲しい思いをしてしまうのに。

で、予てから欲しいと思っていたシグマの10mm-20mm広角ズームとか、
18mm-250mm便利ズームも、勿論、機敏に動作。
私の30mmF1.4も動くんだろうなあ、やっぱり。

手振れ補正切っても、NEX-5Nは高感度ノイズが、
自分のNEX-3よりだいぶ改善されているから、ISO 2500でもビックリするほど綺麗ですし。
新発売のクリップオンEVFも予想以上に綺麗で、違和感もなし。

ここまで来ると、もはや入門向けの一眼レフはデカイだけで、立場がない気もしてきます。
NEXが登場したとき、SONYの技術者さんが、WBS(ワールドビジネスサテライト)で
ウォークマン並みのイノベーションだと言っていたものの正直、ピンと来てなくて、
実際にNEXユーザーになったあとも、いまいちピンと来てなかったのです。

が、新アダプターの登場で一気に形勢が変わった気がしますね。
変化球をただの変な球とか、技術屋の自己満足で終わらせないあたり、やっぱりSONYさん好きです。
(私も使ってたベータマックスの事はスルーしてあげてください＞＜)

LA-EA2がこんなに良いって知ってたら、
先月、慌ててLA-EA1を買うことなかったんだけどなあ。

早くも、LA-EA1をドナドナしてしまおうか。
いやいや、AFなんてなくていいから、先にツーリング用の10mm-20mmかしら。
でも、R750のタイヤが、バックステップが・・・
さあ、どうしよう。

【2012/1/7 追記】
そんなわけで買いました