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The Peak

そんなわけで土曜日はミナナロって来ました。

DSC04608.jpg
朝から雲行きが非常に怪しく、寝なおしかけたのだけど、いったん火がついたハートは抑えることが出来ず。
ダメ元でとりあえず現地まで行ってみよう! ということで、R750に東名を走らせて見れば、
どういうわけか天気予報は大ハズレで、これ以上ない素晴らしい好天に恵まれました。

8時半に富士宮口の新五合目、標高2400mをスタート。

DSC04343.jpg



頂上付近の秋口の寒さに備え、服装は上下ともブレスサーモ系のアンダーウェアを着用。
帽子、Gパン、全天候型のライディングジャケット(笑)、トレッキングシューズという服装。
バックパックには、カッパのパンツのみと、フリースジャケット、VAAMウォーターを1L、麦茶と500cc、バランスアップ、梅塩飴。

が、この服装が失敗でした。
天候にもよるんだろうけど、ライディングジャケットが暑くて不快・・・。

けど、畳んでバッグにしまうことも出来ないし、手で持つと邪魔だし。
八合目以上でなければ長袖のTシャツとGパンにして、寒くなったらカッパの上を着るなり、トレーナーとかフリースを羽織る感じで十分だったかも。
アンダーウェアも発熱性のブレスサーモではなく、夏向けのSKINSにしておけば良かったなあとか。
(フリースジャケットは、新五合目からバイクで下る時に活躍しましたが)

靴はきちんとトレッキングシューズにしておいて大正解。
土はほとんどなく、僅かに砂利が表皮を覆うだけの海岸の岩場のような固くて尖った火成岩の上を、時には両手を使って延々と上り下りさせられて、富士山はとことん岩山だということを認識させられた。
そんな中、しっかり足首を固定してくれて、靴底が丈夫でグリップもいいので安心感がありました。
特に下りは足の裏に豆が出来そうになるので、変なものを穿いていると下山できなくなってしまいそう。
上級者はスニーカーで駆け上がっていくみたいだけど、自分の場合は無謀でしょうね。

また、水は山小屋が営業終了して補給が出来ないことを考えるとせめて2Lぐらい用意しておくべきでした。
おかげで下りはほとんど水無しの状態になってしまい、喉カラカラ。
食料も、昼食はおにぎりにして、バランスアップはおやつのつもりだったのだけど、おにぎりを準備するのを忘れていた・・・。
途中から燃料切れしてしまい、帰り道はおなかが減って正直辛かったです。

酸素の薄さも心配だったけど、新七合目までは余裕でした。
が、そこから先は、高山病の症状こそなかったものの、明らかに普段よりも力が出ないし、少し進むと、すぐにふくらはぎがパンパンになり、呼吸が荒くなる。
30秒ほど休むと回復するので、少し進んでは、すぐに文字通り息を入れ、進んでは休みの繰り返し。
「元祖七合目まで300m」の看板からのたったの300mが、永遠に感じられるほど。

DSC04520-2.jpg


登り続けて、ふと真横を見れば、飛行機に乗っているかのよう!
ちなみに、距離が近いので、普段は長閑に移動して見える飛行機が、上空を異様な速さですっ飛んでいくのが見られます。

DSC04450.jpg


ゴールまであと僅か。
しんどいけど、子供や山ガールやおじいちゃんおばあちゃんまで元気に登ってるのに、負けてらんない!

DSC04554.jpg


というわけで、写真を撮りまくってチンタラ登ること4時間半。13時に頂上の浅間神社に到着。
と思ったら、実はここは本当の頂上ではない、という焦らしプレイ・・・。

DSC04572.jpg


火口のスケールがすごいです。
神社から剣が峰の測候所を臨む風景は、RPGに出てくる魔王の城みたいな風貌で、思わず口笛を吹いてしまう。
剣が峰まで行かずに帰っちゃう人も居るみたいだけどもったいない。

DSC04588.jpg


剣が峰の前に、通称「馬の背」と呼ばれるスリッピーな急坂が待ち受ける。
この最後の試練を乗り越えると、いよいよ日本最高峰。

今、日本で一番高根の花な男に!
普段、記念写真なんて絶対撮らないけど、他の登山客の方が是非ドーゾドーゾと勧めるので、著者近影(笑)
どうせなら富士山のポーズにすればよかった。

DSC04604.jpg


剣が峰から浅間神社、そして遥か彼方の御殿場を臨む。
が、明暗差が大きくて上手く撮れず、あとで誤魔化してみたものの、
ものの見事に汚くならしくなってしまい完敗・・・。
ブラケット撮影するか、その場でHDRにしておくべきだったか。
ちなみに斜面の左側が火口で向こう側が下界。
火口の淵に道とか神社があります。

cf922c60.jpg


おやつの袋がパンパンに膨れてます!

DSC04621.jpg


DSC04667-3.jpg


DSC04653.jpg


お鉢巡りをしたかったけど1時間はかかるらしく、時間に余裕が無かったので断念。
2時15分に浅間神社を後にし、徐々に陽の光が陰り始めるのに焦りながら下山。
18時前に新五合目に無事辿り着きました。
紅茶を飲んで休憩していると、みるみるうちに日が暮れてしまった。
ヘッドライトは持っていなかったので、危なかったなあ。

DSC04747.jpg


御来光を見に行くのでしょうか、下っている途中にも、次々とこれから登っていく人びととすれ違いました。
山小屋の横でテントを張って酒盛りしている人達もいたし、新五合目にもテントがちらほら。
天体望遠鏡を組み立ててる人もいるし、知らない富士山の姿を発見した感じ。
確かに富士山から見る星は格別に違いない。

さて、今回は、MyTracksを使って記録を取ってみました。
ちょっと結果がおかしくて最高標高が3800mを超えてるし、速度は速すぎるし、休憩で停止している時間があっても良いはずなのだけど、まあ、いいか。
標高がちゃんと富士山型をしていて面白いですね。

SkitchImage0.jpg



新五合目からバイクで帰宅するのは、結構辛かった。
18時半に出発、足柄SAで食事と仮眠を挟んで21時半に帰宅しました。
本日の走行距離 251km・・・ってツーリングなのかな、コレ?

ところで、登山中にカメラのファインダーのアイカップが家出しました。
ストラップで首から下げてブラブラさせてたからでしょう。

ぶっちゃけ、首から下げてると邪魔だし、カバンにしまうと撮りたいときに撮れないし、大した写真撮れる訳でもないので、コンデジで十分なのかもしれないとか、荷物を減らそうとして、普段は全く使ってないキットズームとパンケーキ広角を持ち出したら、やっぱりガッカリ画質だったけど、そりゃあ単に腕のせいじゃないのか・・・とか、色々と考えさせられる登山でもありました。トホホ。
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The Peak

すっごいすっごい!!
相変わらずの行動力に脱帽ですわ。
私はまだ登った事無いのですが、身体に色々爆弾抱えてるので難しいのかなぁと思ってみたり。
つーか、登山終わった後によくバイク乗れるわ・・・。それに一番びっくり。私なら居眠り確実1000%
  • あおましーん
  • 2012/09/18(Tue)09:38:10
  • 編集

The Peak

すごいい!!!!
良い景色ですねー そして1日がかりとはいえバイクで日帰りで登っちゃうあたりほんと尊敬です。
自分だったら、富士山を降りた所で宿を探しますw
むしろ上まで登れませんw
  • まほん
  • 2012/09/18(Tue)19:44:42
  • 編集

The Peak

富士登山ですか。
そういえばうちの親も還暦過ぎて登山しに行ったみたいです。
日本最高峰からの眺めは格別な物でしょう。
なかなかおいそれと行けない場所だけに、撮してきた画像が(´・ω・`)ショボーンだったりするとがっかりですね~(^^;
上れる体力があるうちに行って見たいですね~。
  • Kami
  • 2012/09/18(Tue)23:08:03
  • 編集

The Peak

>あおましーんさん
どもです。
たしかに途中で脱出できないのでいざというときが心配ですね。
今回はたまたまトラブルなかったですが。
帰りがバイクだとかなりしんどいのと、元の場所に戻らないといけないので、公共交通機関もありかなと思いました。
登り下り別のルートもおいしいかなあと。

>まほんさん
御殿場でビジネスホテルに入ろうかすっごい悩みましたが、仮眠だけでなんとか。
先週、富士山見てたら我慢できなくなって、我ながらとことん無計画です。
いちおう毎晩ランニングした甲斐はあったかも。
シーズン中なら途中でへばっても山小屋泊まれるのかなあ?

>kamiさん
年輩の方も大勢いらっしゃったのが印象的で、むしろ割合は多いぐらいでした。
写真はいくら道具がよくても、下手だとアレですねえ・・・。
自分はミラーレスなのでまだいいですが、一眼レフだと運ぶのが大変なぶん、失敗した時のダメージもでかそうですね(^-^;
そんなわけで復活酔いどれオフは山で(笑)
  • たまご
  • URL
  • 2012/09/19(Wed)08:28:45
  • 編集

The Peak

山って、自力で登るところなんですね?!
バイクで峠も苦手な私としては、スゴイなぁというしかないです!
それにしても美しい景色。
グラフの曲線もいいですね!
  • かじか
  • 2012/09/19(Wed)22:42:00
  • 編集

The Peak

>かじかさん
150馬力ではなく徒歩でてくてく1人力でしたよ。
峠苦手だなんて、渓流を遡る鱒の如くK5でスイスイなイメージなのに!
(って、それを言うなら鰍か・・・)
小学校低学年のお子さんを連れた家族連れもたくさんいましたよ。
そういえば自分も小さい頃にあちこち登ったような。
来年の夏の思い出にいかがでしょう?
  • たまご
  • URL
  • 2012/09/20(Thu)00:31:31
  • 編集

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